「ソロキャンプに行くなら、キャンプ飯くらい作らないと楽しめないのでは?」
そんな心配はいりません。
ソロキャンプで料理をしないのは、まったく問題ありません。むしろ、設営や移動だけで疲れやすい40代には、食事を簡単にして自由時間と体力を残す方法が合っています。
包丁やまな板を使わず、コンビニ飯やレトルト食品で済ませれば、荷物・洗い物・帰宅後の片付けも減らせます。
ただし、料理をしないからといって、買った弁当を長時間常温で置いたり、缶詰を直火にかけたりするのは危険です。
この記事では、ソロキャンプで料理をしない場合に何を食べるか、1泊2日の現実的なメニュー、最低限必要な道具と注意点を紹介していきますね。
ソロキャンプで料理しないのはアリ?結論は「毎回作らなくていい」
ソロキャンプの目的は、キャンプ場で料理の腕を披露することではありません。
- 焚き火を眺める。
- コーヒーを飲む。
- 本を読む。
- 周囲を散歩する。
- 何もせず、ただ椅子に座ってぼんやりする。
自分が過ごしたかった時間を過ごせれば、それで十分です。
料理が好きな人は、時間をかけて作ればいいと思います。しかし、料理の準備や後片付けを負担に感じているなら、無理に頑張る必要はありません。
私は下戸なので、お酒に合う豪華なおつまみを何品も作る必要もありません。
温かいものを食べて、コーヒーが飲めれば、それだけでかなり満足できます。
料理をしないのは手抜きではなく、限られた体力と時間を何に使うか決めることです。
食事以外の過ごし方に迷う方は、ソロキャンプでは何をするのか、40代パパ向けの過ごし方も参考にしてください。
料理しないソロキャンプには3つの段階がある
「料理をしない」といっても、火をまったく使わない方法から、温めるだけの方法まであります。
自分がどこまでなら面倒に感じないかで決めれば大丈夫です。
| スタイル | 食事の例 | 必要な道具 | 手間 |
|---|---|---|---|
| 火を使わない | おにぎり、パン、弁当、惣菜 | 箸・ゴミ袋 | 最も少ない |
| お湯だけ沸かす | カップ麺、スープ、フリーズドライ食品 | バーナー・クッカー | 少ない |
| 温めるだけ | レトルト、鍋焼きうどん、パウチ惣菜 | バーナー・クッカー | やや少ない |
私にとって現実的なのは、包丁とまな板を使わず「お湯を沸かすか、温めるだけ」にする方法です。
完全に火を使わなくてもキャンプは成立しますが、寒い時期は温かい食事やコーヒーが欲しくなります。
そのため、いつも使っているバーナーとクッカーだけ残し、調理器具を減らすくらいがちょうどいいと感じます。
ソロキャンプで料理しないなら何を食べる?
料理をしないソロキャンプでは、味だけでなく次の条件で食事を選ぶと失敗しにくくなります。
- 1人で食べ切れる
- 包丁やまな板を使わない
- 調味料を持っていかなくていい
- 食器を増やさない
- 保存方法が分かりやすい
- 食べた後のゴミが漏れにくい
豪華さよりも、準備から帰宅後の片付けまで楽かどうかが重要です。
コンビニやスーパーの弁当・おにぎり
もっとも簡単なのは、キャンプ場の近くで弁当やおにぎりを買う方法です。
箸があれば食べられ、クッカーもバーナーも使いません。
おすすめは、キャンプ場へ向かう途中で買い、チェックイン後や夕方の早い時間に食べる流れです。
反対に、家の近くで買った弁当を車内に何時間も置いておく方法は避けたほうがいいでしょう。
夏場はもちろん、春や秋でも日中の車内は温度が上がります。購入後すぐに食べない場合は、保冷剤とクーラーボックスを使います。
パンと常温保存できる食品
火を使わず、クーラーボックスも小さくしたいなら、常温保存できる食品が便利です。
- パン
- 常温保存できるスープやおかず
- 缶詰
- ナッツ
- 羊羹
- バナナなど持ち運びやすい果物
パンだけでは物足りない場合は、常温保存できるスープや缶詰を組み合わせます。
ただし、保存方法は商品によって異なります。「要冷蔵」と書かれた商品は、涼しい季節でもクーラーボックスに入れてください。
カップ麺やフリーズドライ食品
お湯だけ沸かす方法は、手間と満足感のバランスが取れています。
カップ麺なら食器がいらず、フリーズドライのスープや雑炊なら軽くて持ち運びも簡単です。
必要なのは、バーナー、クッカー、水、箸やスプーンくらい。
コーヒーを飲むためにもともとお湯を沸かすなら、食事用の道具を追加せずに済みます。
ただし、カップ麺の残り汁は地面や炊事場へ流さず、キャンプ場のルールに従って処理しましょう。
汁を残しやすい人は、スープの少ない商品を選ぶと持ち帰りが楽です。
レトルト食品とパックご飯
温かいものをしっかり食べたいなら、レトルトカレーとパックご飯が候補になります。
包丁もまな板も使わず、必要な分だけ持っていけます。
注意したいのは、パックご飯の加熱方法です。商品によっては電子レンジ専用で、湯煎に対応していない場合があります。
レトルト食品も含め、必ずパッケージに表示された加熱方法を確認してください。
また、小さなクッカーではレトルトとパックご飯を同時に温められないことがあります。事前に自宅で入るか確認しておくと、キャンプ場で鍋とのにらめっこをせずに済みます。
アルミ鍋付きの麺類
寒い時期には、アルミ鍋付きの鍋焼きうどんなども便利です。
鍋へ移し替える必要がなく、食器も増えません。
ただし、冷凍や要冷蔵の商品は持ち運びに保冷が必要です。また、すべての商品容器がバーナーでの加熱に対応しているとは限りません。
対応する熱源と加熱方法を表示で確認してください。
1泊2日の料理しないソロキャンプ飯
メニューを考えること自体が面倒なら、次のように固定すると準備が楽になります。
到着後の昼食
- キャンプ場近くで買ったおにぎり
- サンドイッチ
- 常温または保冷して持ってきた飲み物
到着後は設営があるため、すぐに食べられるものが向いています。
空腹のまま設営を始めると、テントより先に自分の集中力が倒れます。
夜ごはん
- レトルトカレーと湯煎対応のパックご飯
- カップ麺と常温保存できるおかず
- 購入後すぐに食べる弁当や惣菜
- 寒い時期はアルミ鍋付きの麺類
夜だけ温かいものにすると、荷物を増やしすぎずキャンプらしさも残せます。
翌朝
- パン
- バナナ
- インスタントスープ
- コーヒー
撤収日の朝は、片付けを優先します。
朝からフライパンを出すと、食事が終わった後に「これも洗うのか」と現実へ引き戻されます。
パンとコーヒーなら、食後すぐに撤収へ移れます。
料理しないソロキャンプのメリット
調理器具と食材を減らせる
料理をしなければ、次のような道具を減らせます。
- 包丁
- まな板
- フライパンや鉄板
- トングやおたま
- 調味料
- 食器
- 洗剤やスポンジ
すべてを置いていけるとは限りませんが、少なくとも「使うかもしれない調理器具」を何種類も持っていく必要はなくなります。
お湯を沸かすだけなら、手持ちのバーナーとクッカーで足ります。
料理を楽にするために、新しい調理器具を買い足す必要もありません。
自由時間を確保できる
料理には、食材を切る時間だけでなく、火を起こす、加熱する、食器を洗う、ゴミを処理する時間も含まれます。
そこを簡単にすると、設営後に慌てて夕食の準備をする必要がなくなります。
日が沈む前に景色を眺めたり、コーヒーを飲んだり、焚き火を始めたりできます。
ソロキャンプでは、何かをたくさんこなすより、やらなくていいことを減らしたほうが満足できる日もあります。
撤収と帰宅後の片付けが楽になる
料理をしない一番のメリットは、キャンプ場よりも帰宅後に感じます。
油の付いた鉄板やクッカーがなければ、帰宅後の洗い物が減ります。
クーラーボックスに余った食材を戻したり、調味料を片付けたりする手間も少なくなります。
キャンプの片付けは、帰宅してからも続きます。キャンプの撤収と帰宅後の片付けを楽にする方法もあわせて確認してください。
料理しないソロキャンプのデメリット
食事が単調になりやすい
毎回カップ麺だけでは、さすがに飽きます。
無理に料理を増やす必要はありませんが、次のように組み合わせを変えると続けやすくなります。
- パンとスープ
- おにぎりとパウチ惣菜
- レトルトカレーとパックご飯
- 弁当と温かいみそ汁
- カップ麺と果物
主食を変えるだけでも、かなり印象が変わります。
包装ゴミが増える
料理をしなければ生ゴミは減りますが、容器や袋などの包装ゴミは増えます。
「料理をしない=ゴミが出ない」ではありません。
汁漏れを防げるゴミ袋を用意し、缶、プラスチック、燃えるゴミなど、キャンプ場の分別ルールに従って処理します。
ゴミを受け付けていないキャンプ場では、すべて持ち帰る必要があります。
キャンプ飯を作る楽しみは減る
料理そのものを楽しみたい人には、料理をしないスタイルは物足りません。
毎回どちらかに決める必要はなく、疲れている日はコンビニ飯、余裕がある日は簡単な料理でも大丈夫です。
ソロキャンプなのですから、その日の体力に合わせて変えればいいと思います。
料理しない日でも食材の保冷は必要
料理をしなくても、弁当や惣菜、要冷蔵食品の温度管理は必要です。
厚生労働省は、テイクアウト食品について、購入後は速やかに食べ、すぐに食べない場合は保冷剤やクーラーボックスを活用するよう案内しています。食中毒菌は20~50℃で増えやすいため、特に暑い時期は注意が必要です。
詳しくは、厚生労働省「テイクアウト・デリバリーにおける食中毒予防」をご確認ください。
わいずパパ「俺、今回は料理しないから、クーラーボックスも置いていこうかな」



「昼に買った弁当を夜まで車に置くつもりならダメ。料理をしないことと、食材の管理までしないことは別だよ」



「そこは正論だな。常温保存できるものにするか、小さいクーラーボックスを使います」
料理をしない場合は、大型のハードクーラーが必ず必要なわけではありません。
持っていく食事と季節に合わせた容量は、ソロキャンプのクーラーボックスは何L必要かで詳しく解説しています。
缶詰を直火にかけるのはやめる
缶詰はそのまま食べられるため、料理をしないソロキャンプと相性のいい食品です。
ただし、缶詰をバーナーや焚き火の直火にかけてはいけません。
日本缶詰びん詰レトルト食品協会は、缶が調理器具として設計されていないことや、未開封のまま加熱すると破裂や高温の内容物が噴き出す危険があるとして、直火で加熱しないよう案内しています。
温めたい場合は商品表示を確認し、別の容器へ移す方法が安全です。
詳しくは、日本缶詰びん詰レトルト食品協会「缶詰を直火で温めても良いですか?」をご確認ください。
バーナーもテント内や換気の悪い場所では使わず、キャンプ場と製品のルールに従って屋外で使用します。
料理しないソロキャンプに必要な道具
火を使わないなら、食事まわりの道具は次の程度で足ります。
- 箸またはスプーン
- コップ
- ゴミ袋
- ウェットティッシュ
- 必要に応じてクーラーボックスと保冷剤
お湯を沸かす場合は、手持ちのバーナーとクッカーを追加します。
料理をしないための専用ギアを新しく買う必要はありません。
ファミキャンで使っているクッカーが重すぎなければ、まずはそれを流用します。大きすぎて持ち運びが面倒だと分かってから、小型化を考えても遅くありません。
ソロキャンプ全体の持ち物は、初心者向けのソロキャンプに必要なもの一覧で確認できます。
料理しないソロキャンプが向いている人
次のような人には、料理をしないスタイルが向いています。
- 設営と撤収だけで疲れる
- キャンプ場では静かに過ごしたい
- 洗い物を減らしたい
- 帰宅後の片付けを楽にしたい
- 調理器具を増やしたくない
- ソロキャンプへ行くハードルを下げたい
反対に、キャンプ飯を作ること自体が目的の人や、現地の料理を家族や仲間と楽しみたい人は、無理に料理をやめる必要はありません。
大切なのは、料理するかどうかではなく、自分がキャンプ場で何をしたいかです。
まとめ.料理をしない日はキャンプが少し身軽になる
ソロキャンプでは、毎回料理を作らなくても大丈夫です。
包丁とまな板を置いていき、コンビニ飯、お湯を注ぐだけの食品、温めるだけのレトルトを活用すれば、食事は十分に成立します。
料理をしない日のポイントは、次の5つです。
- 食事は現地近くで買うか、保存しやすいものを選ぶ
- お湯を沸かすだけでも十分
- 要冷蔵食品はクーラーボックスで保冷する
- 缶詰を直火にかけない
- 包装ゴミはキャンプ場のルールに従って処理する
料理を簡単にすると、荷物だけでなく、キャンプ前の献立作りや帰宅後の洗い物も減らせます。
疲れている週末は、キャンプ場まで行くだけでも十分です。
温かいものを食べて、コーヒーを飲み、あとは静かにぼんやりする。
それも、立派なソロキャンプの楽しみ方です。


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