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新・PASONAの法則の使い方|煽らずに共感で売るセールスレターの型を徹底解説

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新・PASONAの法則
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こぴらぼの運営者、奥さんと2人の娘と福岡で暮らすセールスコピーライター。 伝え方を知らないだけで「良い商品」が消えていく一方、伝え方が上手ければ「粗悪品でも売れていく」現状に不満を感じている。 本業の傍ら、ブログで「自分がいいと思った商品を”勝手に”紹介する」ことが趣味。 モットーは「商品(サービス)の価値を100%引き出す文章」を書くこと。
詳しいプロフィールはこちら

どうも、セールスコピーライターの中村です。

今回の記事では、セールスレターの型として有名な「新・PASONAの法則」についてお伝えしていきます。

 

文章を使って商品(サービス)を販売をしたいと思った時。

  • 商品の特徴をひたすら説明する
  • 商品に対する自分の思いだけをひたすら熱く語る

 

このように、「自分の商品がいかにいいのか」を熱心に伝えがちではないでしょうか。

しかし、「商品の良さやサービスに対する思い」を伝えるだけでは、なかなか商品が売れないのが現実ですよね。

  • 「なぜ、なかなか商品が売れないのか?」
  • 「どうすれば、売れる文章を書けるのか?」

このような疑問を解決するために今回の記事を書きました。

 

今回のお話しする「新・PASONAの法則」というセールスレターの型は、「売る」という目的を達成することを考えた時に最適な文章の型です。

 

使い方を間違えると、胡散臭い文章になってしまうので、「正しい使い方」をおぼえて、あなたの商品の魅力をしっかり伝えられるようにしていきましょう。

あなたの商品(サービス)を必要としている人に届けるために、参考にしてみてくださいね

中村

分かりやすく教えてくれないとだめですよ

文子

 

文章で商品を売る時は「リサーチ」が何より大事

まず最初にお伝えしておきたいのは、「いきなり記事を書き始めないほうがいい」ということです。

セールスレターを書く際には、2つの手順を踏む必要があるんですね。

 

具体的には以下の通り。

  1. 「5つの質問」で顧客の心理を深く理解(リサーチ)する
  2. 新・PASONAの法則で共感を生む文章を書く

 

つまり、いきなり文章を書き始めるのではなく、お客さんの「悩みや欲求」を把握した上で文章を書くということです。

お客さんの思っていることを理解して書くからこそ、「この商品ほしい」と思ってもらえるわけですね。

 

セールスぺージを書いても「なかなか売れない!」と悩んでいる人の多くは、お客さんの思考を理解しようとしていません。

 

相手に寄り添わずに、自分の伝えたいことばかり書いてしまうんですね。

だから、顧客の気持ちを動かすことができないんです。

 

大事なのはテクニックよりも、顧客の悩みを解決してあげるという姿勢だということですね。

 

では実際に、どろ豆乳石鹸という商品を販売すると仮定して、5つの質問を解説していきます。

 

読者の「欲しい!」を引き出す5つの質問

目的の商品を売るためには、どのようなことを言ったらいいでしょうか?

 

実際に「販売するプロセス」を体感していただきますね。

まず、あなたが「どろ豆乳石鹸を売る」というシーンをイメージしてみてください。

 

ネットショップを運営していて、毎日1000人の見込み客が訪問するとしているとします。

その方々に、どろ豆乳せっけんを買ってもらうにはどうしたらいいでしょうか?

 

仮に、あなたがこんなキャッチコピーを書いていたらどうでしょうか。

「みなさん、お肌がぷるぷるになる”どろ豆乳石鹸”はいかがですか?」

 

いかがでしょう? 訪問者が「欲しい!」感じると思いますか?

 

おそらく「欲しい」と思わないですよね?

それはなぜでしょうか?

 

その理由は、どんなせっけんなのか分からないから、商品の良し悪しが判断できないからです。

 

 

では、こんな文章だとどうでしょう?

 

モコモコの泡で毛穴の汚れをすっきり落としてくれる豆乳せっけんです。

実はこのせっけんは、肌の三大ヨゴレをしっかり落としてくれるんです。

沖縄の限定された地域でしかとれない希少な「マインシルト」が含まれているので、ミネラルも豊富です。

 

 

さっきの言葉に比べれば、商品の特徴もしっかり書いていますし、どんな商品なのかはイメージしやすくなったはずです。

 

ただ問題なのは、特徴を詳しく書いた上記の文章で「泥豆乳せっけん」が売れるかどうかです。

上記の解説のように書いたら売れると思いますか?

 

 

残念ながら、これでは売れないんですね。

その理由は、見込み客に商品の魅力が伝わりにくいからです。

 

多くの人は、商品の良さを伝えようとするあまり、自分の伝えたいことばかり伝えようとします。

でも大事なのは、お客さんの悩みを解決してくれる答えが書いてあるかどうかです。

 

 

簡単にいうと、「お客さんの悩みや欲求を理解しているか?」ということですね。

売れる文章を(コピー)を考える際には、「気の利いた表現」を考えたり、「美しい言葉」を紡ぐ必要はないいんです。

 

売上を増やすためには、どういうか(HOW)より、誰(WHO)に、何(WHAT)をどの順番(WHEN)でいうか?ということが重要になります。

 

そして、それを実現していくために5つの質問を活用していくわけですね。

具体的には以下のような質問をしていくことになります。

 

■質問1. 
あなたの商品は、ズバリどんな商品?その特徴2つを、20秒以内で直感的にわかるように説明すると?

 

■質問2.
この商品を20秒以内で説明しただけで、「なんとか売ってくれ」と頭を下げて嘆願してくる人は、どんなお客さん?

 

■質問3. 
いろいろ似たような会社がある中で、既存客は、なぜ自分の会社を選んだのか?

同じような商品を変えるような会社がいろいろある中で、なぜ既存客は、自分の会社から商品を買うことにしたのか?

 

■質問4.
いったい、お客さんは、どんな場面で怒鳴りたくなるほどの怒りを感じているか?

どんなことに、夜も眠れないほどの悩み・不安を感じているか?
どんなことに、自分を抑えきれないほどの欲求を持つか?
その「怒り・悩み・不安・欲求」をお客が感じる場面を、「五感」を使って描写すると?

 

■質問5.
なぜこの商品は、その悩みを簡単に短時間で解決できるのか?

それを聞いたとたん、お客はどんな疑いを持つか?
その猜疑心を吹き飛ばす”具体的・圧倒的な”証拠は?

 

この5つの質問を読んでみていかがでしょう?

すべて「お客さん目線」で思考を掘り下げていく形になっていますよね。

 

この質問に答えていくことで、顧客心理に沿った文章を書けるようになるわけです。

では、具体例を交えながら1つずつお話しをしていきます。

 

質問1.自分の商品の特徴を明確化する

 最初の質問で、自分の商品の特徴を明確化していきます。

 

質問は以下のとおり。

【質問1】……「あなたの商品は、ズバリどんな商品?その特徴2つを、20秒以内で直感的にわかるように説明すると?」

 

この質問に答えることで、自分の特徴をあらためて理解し、誰にでもわかりやすく伝えることができるようになります。

 

この質問でのポイントは、特徴を2つあげるということです。

 

その理由は、商品の特徴(ウリ)を2つ見つけることで、よりお客さんが読んだ時に商品の魅力を具体的にイメージできるようになるからですね。

 

■泥豆乳石鹸の特徴

  • 特徴1.「食べものと同じように素材にこだわりたい」という思いで開発された
  • 特徴2.もっちもち濃密泡で、毛穴の汚れも根こそぎスッキリになる

 

このような特徴をひろっていくと、

もっちもちの濃密あわで毛穴汚れも根こそぎスッキリきれいに♪

毎日使うものだから、食べ物と同じように素材にこだわりたいという強い思いで開発しました。

このような感じになります。

 

 

では、これで泥豆乳せっけんは買ってもらえるでしょうか?

実は、まだ足りないんですね。

 

確かに興味を持つ人は増えたと思います。

でも、残念ながら商品の特徴を分かりやすくしただけでは、お客さんは「購入する」とう行動までは起こしてくれません。

 

興味を持つこととお金を出すことの間には、越えられない大きな溝があるわけです。

 

質問2.ターゲットを明確化する

2つ目の質問で、ターゲットを明確化していきます。

 

2つ目の質問は以下の内容です。

【質問2】「この商品を20秒以内で説明しただけで、「なんとか売ってくれ」と頭を下げて嘆願してくる人は、どんなお客さんか?」

 

この質問に答えることで、自分の商品(サービス)を手に入れてほしいターゲットを決めていきます。

では、どういう場合に、泥豆乳せっけんが「どうしても欲しい!」と感じるのでしょうか?

 

実は、人が行動を起こす理由は次の2つだけです。

  1. 苦痛を避けるため(に行動する)
  2. 快楽を得るため(に行動する)

 

人は、主にこの2つの欲を満たすために行動するんですね。

そして、売上を上げることを考えた時には「苦痛を避けるため」の切り口を打ち出すほうが、圧倒的に結果を出しやすいです。

 

そう考えると、たとえばこんなターゲットが考えられますね。

 

■豆乳泥せっけんのターゲット…30代、子育て中のお母さん

このターゲットがどんなお客さんなのかをイメージしてみます。

 

独身時代は化粧品にこだわっていた主婦。子育て中で自分にあまりお金をかける余裕がないので、お手頃価格で効果もあり安心して使える洗顔を探している人

 

このように、洗顔せっけんを提案するにあたっても、単純に「機能が素晴らしい!」という特徴にスポットをあてるだけではたりません。

「何か悩んでいること・困っていることはないだろうか?」と考えるだけでも、提案の仕方は変わるんですね。

 

あなたの文章を読むであろう見込み客について深く考えるクセをつけてみてください。

すると、相手が言葉にできない痛みを感じ取れるようになるので、商品の価値を自然と引き上げることもできるわけです。

 

質問3.自分の商品の強みを明らかにする

3つ目の質問で、自分の商品の信頼性に繋がる言葉を見つけていきます。

 

質問1と質問2に回答したことで、誰に何を売ったらいいかイメージが膨らんできているはずです。

 

  • この泥豆乳せっけんは、「毎日素肌に使うものだから食べものと同じように素材にこだわりたい」という思いをもって開発された商品。(質問1で出た答え)
  • 美意識が高い子育て中のお母さんが対象(質問2で出た答え)

 

その前提で、泥豆乳せっけんの説明を工夫してみます。

子育て中でも、キレイでいることを諦めてほしくない。

毎日がんばるママのお肌を守るために「食べ物と同じように素材に徹底的にこだわりたい」という思いのもと、家族みんなで安心して使える自然素材のせっけんを作りました。

さて、こんなコピーを書いたらどうでしょう?

 

ターゲット、すなわち「肌の疲れが気になる子育て中のお母さん」であれば気にはしてくれるでしょう。

でも、購入するまでには、まだ足りないんですね。

 

その理由は2つあります。

  1. 価格がわからない
  2. 売り手のことがよくわからない

この2つの点から、購入を躊躇してしまうんです。

 

では、何が足りないのか?

 

 

 

それは「信頼性」です。

本当に「あなたから商品を買っても後悔しないのか?」という疑問を解消してあげる必要があるんですね。

 

その信頼性を見つけるのが、3つ目の質問になります。

 

3つ目の質問は以下のとおりです。

 いろいろ似たような会社がある中で、既存客は、なぜ自分の会社を選んだのか?

同じような商品を変えるような会社がいろいろある中で、なぜ既存客は、自分の会社から商品を買うことにしたのか?」

 

 

この質問のポイントは、もしあなたにすでに顧客があるならば、「既存客はなぜあなたの商品を選んでくれたのか?」という点です。

 

意外と、自社の商品の強みは何なのか?という部分を見失っている会社って多いんです。

 

自分は「商品の機能性」「価格の安さ」で商品が選ばれていると思っていたのに、「既存客に聞いてみると全然ちがった!」なんてことはよくあります。

つまり、お客さんは「信頼できそうだ」と思った人から商品を買うということなんです。

 

■商品の信頼性を高めるために必要な事実

  • レビュー(お客さまの声)
  • 販売者の顔写真
  • 取引実績
  • 著名人との写真
  • マスコミ掲載記事
  • テレビに出た、新聞に掲載された
  • 研究論文
  • 権威づけ、肩書、学歴
  • 社会貢献の取り組み

など、様々あります。

 

今回の泥豆乳せっけんであれば……。

おかげさまで、5年連続売上金額NO.1 !

98%の人が「また使いたい」と答えた、累計830万個を売り上げている大人気商品です。

 

このような事実を打ち出すことで、「みんなも買っているなら、安心かな?」という心理状態になってもらえるわけです。

  • 質問1で「商品」の特徴
  • 質問2でターゲットとなる「顧客」
  • 質問3で「自分の強み」

 

この3つを理解して、お客さんと信頼を築ける環境を作ったときに、言葉で売れる土台ができたとうことになるんですね。

 

質問4.お客さんの悩みや欲求を理解して解決策を伝える

4つ目の質問で、お客さんの悩みや欲求を理解して解決策を伝えます。

 

ここまで考えれば、「もう買ってくれるだろう」と思うかもしれません。

でも、さらに深くターゲットの事を知っていくことで「共感」を得る事ができるんです。

 

そこで有効な質問が以下の通り。

いったい、お客さんは、どんな場面で怒鳴りたくなるほどの怒りを感じているか?どんなことに、夜も眠れないほどの悩み・不安を感じているか?

どんなことに、自分を抑えきれないほどの欲求を持つか?その「怒り・悩み・不安・欲求」をお客が感じる場面を、「五感」を使って描写すると?

 

この質問に答えることで、顧客の痛みは、自分の痛みであることを深く感じることができ、心と心でつながるレベルの信頼関係を築くことができるようになります。

 

たとえば、泥豆乳せっけんの場合であれば以下のような感じですね。

 

化粧品の成分に対して不安がある、化学成分や刺激の強い成分など……。

もともと敏感肌なので、安い化粧品を使うと肌が突っ張ったり、カサカサするからある程度のものを使う必要がある。

 

かといって、独身時代のように高い化粧品を自由に使える余裕はないのよね。

「子どもを産んだら、自分のことは後回しにするのは当たり前」っていう、周りの空気もイヤだし……。

 

やっぱり、子どものためにもキレイなママでありたいな。

 

このように、ターゲットが内面で思っているイメージを深く想像してみてください。

こうすることで、「この人はなんでこんなに私のことを分かってくれるんだろう?」と感心されるようになるわけですね。

 

このように、顧客の内面を深く想像していくことで、「自分に何ができるだろう?」と考えるクセがついていきます。

その結果、競合との差別化に繋がるわけですね。

 

顧客の内面を深く想像できるようになると、商品を売ることに重視するよりも、自分の商品を使ってくれた人にどんな未来が待っているのか?という部分にフォーカスするようになります。

 

その結果、信念のようなものが思いつくこともあるんです。

 

今回の例であれば、

「ママキレイ♪と子どもに言われるお母さんを増やすため、真の美しさと健康を届手に入れていただくことが」が私どもの願いです」

というような感じですね。

 

このように、「自分の商品を使って顧客にどう貢献するか?」と真剣に伝えることができるようになれば、どれほどの人があなたの商品に興味を持つでしょうか?

その結果、一度の購入で終わらない、生涯にわたってあなたと付き合う人が現れるわけですね。

 

質問5.お客さんが安心して購入できるように証拠を提示する

5つ目の質問は、お客さんが安心して行動することができる証拠や根拠を提示するということです。

 

大げさに言えば、商品・サービスを購入するということは「”今の自分”から”新しい自分”に変化する」ということです。

そして、その商品がどんなに良い商品であるとしても、いったん冷静に考えるものなんですね。

 

人間の心理として、まずは「感情」で判断し、次にその解決策の選択が本当に正しいのか「理性」で検討するわけです。

このため、情報が不足していると最後の最後で「買わない」という選択肢を導いてしまうことになります。

 

そうならないためにも、最後の質問をするわけです。

 

質問は以下の通り。

なぜこの商品は、その悩みを簡単に短時間で解決できるのか?それを聞いたとたん、お客はどんな疑いを持つか?

その疑いを吹き飛ばす”具体的・圧倒的な”証拠は?

 

泥豆乳せっけんでいえば、ここで考えるべき証拠は「成分はこだわりの〇〇」だとか「泡立ちがスゴイ!」といった、機能性の証明ではありません。

 

「ママキレイ♪の言葉を増やすために、真の美しさと健康を届ける化粧品づくりをしている」という”事実”が必要になるわけですね。

 

それを証明するときに有効なのは「お客様の声の数」そして「写真」です。

 

この場合の声としては、

  • 子どもに「ママキレイ」って言われた
  • 「どこの化粧品使っているの?」とママ友に言われた
  • 主人が以前と比べて優しくなった

 

などなど。

 

そして写真は、

  • 子どもがほっぺにキスをしている写真
  • 家族で手をつないでお出かけしている写真
  • 参観日に来ているお母さんの姿を見て子供が誇らしげにしている写真

といったものを使うことで、購入した後の世界をイメージさせてあげることができるんです。

 

基本的に人は売り込みを嫌います。

でも、買い物は好きですよね?

 

大事なのは、「どうやって売ってやろう?」ではなく、「どう伝えたら悩みを解決してあげられるかな?」という相手視点の考え方なんです。

 

 

ここまで伝えてきたように、「5つの質問」で商品・顧客・自分の強みを深く理解することで、一気にライバルとは異なる、あなたならではの顧客に提案すべき要素が分かります。

 

つまり「誰(WHO)何(WHAT)を言うかが浮かび上がるわけですね。

そして今度は、その要素をどのよな「順番」(WHEN)で顧客に伝えるかを考えていくことになります。

 

それが、「新・PASONAの法則」を使って言語化していくことです。

 

新・PASONAの法則で売れる言葉の”流れ”を作る方法

新・PASONAの法則の話をするためには、世間一般的に認知されているPASONAの法則についてまずお話ししておきますね。

 

PASONAの法則とは、1999年に神田昌典さんという有名なマーケターによって生み出された「売れる文章の型」の名前です。

 

PASONAの法則とは以下の5つ。

  1. Problem(問題)
  2. Agitation(あぶりたて)
  3. Solution(解決策)
  4. Narrowing down(絞り込み)
  5. Action(行動)

これらの頭文字からとってつけられた名前です。

 

詳細は神田さんの著書である「稼ぐ言葉の法則」に書いてあるので、そちらからご紹介しますね。

PASONAの法則とは

まず、「顧客の抱えている問題」を提示し、その問題をよりディティール細かく「あぶりたてる」

そのうえで、「解決策」=自分が売ろうとしている商品・サービス内容を語り、さらに必要性を煽るために「絞り込み」をして、最後に「行動」(商品・サービスの購入あるいは問い合わせ等)の方法を明示する。

出典:神田昌典著稼ぐ言葉の法則――「新・PASONAの法則」と売れる公式41より

 

このように、PASONAの法則を使えば、「顧客心理を刺激し販売に繋げることができる」といわれてきたわけです。

コピーライティングに興味がある人なら、誰もが1度は聞いたことがある有名な法則ですよね。

 

PASONAの法則は、その凡庸性の高さから色々な場面で使われてきました。

 

ただ1つ問題があったんです。

それは、神田氏による「お手本となる教科書」が世に出ていなかったということ。

 

つまり、誰も正しい使い方を知らなかったんです。

 

その結果どうなったかというと、必要以上に恐怖感を与え商品を買わせようとするセールスレターが増え、胡散臭いというイメージがついてしまったんですね。

 

PASONAの法則の生みの親としては、自分の生み出した法則が間違った使われ方をするのは耐えられなかったのでしょう。

 

17年の時を経てPASONAの法則の開発者である神田氏自らが、誤解を払拭するためにバージョンアップさせて公開したのが「新・PASONAの法則」です。

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では、ここから「新・PASONAの法則」について詳しくお話していきますね。

 

新・PASONAの法則とは

新・PASONAの法則は、6つの文字の頭文字をとってつけられた名前です。

 

具体的には以下の通り。

  1. P:Ploblem(問題)
  2. A:Affinity(親近感)
  3. S:Solution(解決策)
  4. O:Offer(提案)
  5. N:Narrowing down(絞り込み)
  6. A:Action(行動)

では、1つずつお話ししていきますね。

 

Ploblem(問題)

買い手が直面している問題、もしくは顧客が望む欲求を明確化する。

 

Affinity(親近感)

買い手と同じ痛みや、同じ望みを持っていることを、ストーリーや五感を通じて描写する。

 

Solution(解決策)

問題が解決、もしくは欲求が実現できる方法があることを伝える。

 

Offer(提案)

具体的は提案を行う。

サンプル、モニター、お試しや、価格、特典を明示する。

 

Narrowing down(絞り込み)

提案を受け入れ、問題解決できる、もしくは欲求実現できる人が満たされなければならない条件を挙げる。

 

Action(行動)

緊急に行動しなければならない理由を挙げ、行動へのあと押しをする。

 

このような流れの型に沿って文章を書いていくわけです。

 

「PASONAの法則」と「新・PASONAの法則」の違い

先ほども書きましたが、「新・PASONAの法則」は「PASONA法則」の法則を間違って捉えている人が多い現状を変える目的で誕生しました。

 

そのため、どちらとも基本的な流れは同じなんですね。

ただ、改善したおかげもあり、PASONAの法則と比べるとわかりやすくなった部分があります。

 

具体的には、下記の2つの項目が、分かりやすくなっています。

 

A:Affinity(読み手と同じ境遇を共感を持って描写する)

PASONAの法則の2番目にあった(Agitation:あぶりたて)は、(Affinity:親近感)へと言葉が変わりました。

先ほどからお伝えしているとおり、「不安を煽り立てる」 という誤解を無くすためですね。

 

 

O:Offer(具体的な提案をする)

PASONAの法則の3番目にあった「 So:Solution(解決策)」と、ひとまとめにされていた「O」を「 O:Offer(提案)」として独立(より重視)されました。

 

 

上記の変更点を見てもらえば分かりますが、現在では「あぶりたて」よりも「(顧客との)親近感」だということ。

そして、「提案」という要素が非常に重要だということなんですね。

 

では、最後に5つの質問で使った「泥豆乳せっけん」の例を、新・PASONAの法則を使って書いてみますね。

 

実践!新・PASONAの法則を使った具体例

では、5つの質問によって抽出された項目をまとめてみます。

 

【質問1】「あなたの商品は、ズバリどんな商品?その特徴2つを、20秒以内で直感的にわかるように説明すると?」への回答。

■商品内容と解決策を示す「S」

もっちもちの濃密あわで毛穴汚れも根こそぎスッキリきれいに♪

毎日使うものだから、食べ物と同じように素材にこだわりたいという強い思いで開発しました。

 

【質問2】「この商品を20秒以内で説明しただけで、「なんとか売ってくれ」と頭を下げて嘆願してくる人は、どんなお客さんか?」への回答

■顧客の抱えている問題「P」

独身時代は化粧品にこだわっていた主婦。

子育て中で自分にあまりお金をかける余裕がないので、お手頃価格で効果もあり安心して使える洗顔を探している人

 

【質問3】いろいろ似たような会社がある中で、既存客は、なぜ自分の会社を選んだのか?同じような商品を変えるような会社がいろいろある中で、なぜ既存客は、自分の会社から商品を買うことにしたのか?」への回答

■提案「O」として使えるアピールポイント

子育て中でもキレイを諦めてほしくない。

毎日がんばるママのお肌を守るために「食べ物と同じように素材に徹底的にこだわりたい」とい思いのもと、家族みんなで安心して使える自然素材のせっけんを作りました。

 

【質問4】……いったい、お客さんは、どんな場面で怒鳴りたくなるほどの怒りを感じているか?

どんなことに、夜も眠れないほどの悩み・不安を感じているか?どんなことに、自分を抑えきれないほどの欲求を持つか?

その「怒り・悩み・不安・欲求」を顧客が感じる場面を、「五感」を使って描写すると? への回答。

■顧客の立場にたつ材料となる「A」のパーツ

化粧品の成分に対して不安がある、化学成分や刺激の強い成分など……。

もともと敏感肌なので、安い化粧品を使うと肌が突っ張ったり、カサカサするからある程度のものを使う必要がある。

 

 

かといって、独身時代のように高い化粧品を自由に使える余裕はないのよね。

「子どもを産んだら、自分のことは後回しにするのは当たり前」っていう、周りの空気もイヤだし……。

 

やっぱり、子どものためにもキレイなママでありたいな。

 

 

【質問5】なぜこの商品は、その悩みを簡単に短時間で解決できるのか?それを聞いたとたん、お客はどんな疑いを持つか?

その疑いを吹き飛ばす”具体的・圧倒的な”証拠は?に対する回答

■解決策「S」として使えるパーツ

  • 子どもに「ママキレイ」って言われた
  • 「どこの化粧品使っているの?」とママ友に言われた
  • 主人が以前と比べて優しくなった

 

このようにまとめることができます。

次にこれらを「新・PASONAの法則」の順番に並べていきます。

 

この時に、「N」Narrowing down(絞り込み)と「A」Action(行動)だけは、「5つの質問」から導き出すのではなく、5つの質問で抽出した要素を考えて工夫して書きます。

【P】独身時代は化粧品にこだわっていたあなたも、子育て中って自分にお金をあまりかけられませんよね?

 

【A】「子どもを産んだら、自分のことは後回しにするのは当たり前」という、世間一般の常識に疑問を感じているのではないでしょうか?

 

【S】食品に気を使うのと同じくらい素材にこだわって作った、もっちもちの濃密あわで毛穴汚れも根こそぎスッキリきれいになる洗顔せっけんです。

 

【O】今回、定期コースをお申し込みいただくと初回50%OFF、さらに限定特典もプレゼントします。

 

【N】素材の関係で、製造できる数に限りがあるため、ご注文いただけるのは月100名様となります。

 

【A】今すぐお申込みください。

 

このような流れで文章を書いていけば、自然流れで文章を書けますよね。

あとは、この骨子となる文章に肉付けをしていけば、セールスレターが完成するわけです。

 

 

まとめ.「新・PASONAの法則」は実践してみることが大切

今回は、「新・PASONAの法則」について解説をしていきました。

基本的な流れの型としては、以下の通りでしたね。

  1. P:Ploblem(問題)
  2. A:Affinity(親近感)
  3. S:Solution(解決策)
  4. O:Offer(提案)
  5. N:Narrowing down(絞り込み)
  6. A:Action(行動)

 

今回は、売れる文章の型を例文を参考にしてお話してきました。

もし、ブログの記事を書くことに迷っているならば、ブログの記事構成をおぼえよう!Webサイトの運営が3倍楽になる文章のひな型を教えますの記事で、ブログの記事を書く際の型について書いているので参考にしてみてください。

 

ただ、いくら知識としておぼえていても意味がないですよね?

新・PASONAの法則を使って、実際に文章を書いてこそ結果となって返ってくるわけです。

 

いきなり上手にできるわけありません。

どんどん文章を書いて、どんどん失敗していきましょう。

 

正しい努力をすれば、結果としてかえってくるのがコピーライティングの魅力です。

 

ではでは、最後までありがとうございました!

 

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