4つの学習タイプとは?読者に価値がキチンと伝わるコピーライティングテクニックを解説

どうも、コピーライターの中村です。
今回は、どんな人にも伝わる効果的な伝え方「4つの学習タイプ」について解説します。
あなたの商品やサービスがどんなに素晴らしくても、「相手に伝わらなければ」売れません。
「いいものならお客さんはわかってくれる」と楽観的に考えるのは、今の時代危険な考え方です。
せっかくいいものを持っているのなら、「キチンと価値が伝わる伝え方」をおぼえてみたいと思いませんか?
今回お伝えする「4つの学習タイプ」は、セールスレターやレビュー記事といった「人に行動してもらう」場面で効果を発揮するので、参考にしてくださいね。
わかりやすく教えてくださいね~
文子
具体例も交えながら解説していくね
中村
デイヴィット・コルブが発見した「4つの学習タイプ」とは?
4つの学習タイプは、1970年代にアメリカの教育論者であるデイヴィッド・コルブによって開発された経験学習モデルです。
デイヴィッド・コルブとは
David A. Kolb (1939年生まれ)は、 体験学習 、個人と社会の変化、キャリア開発、幹部および専門教育に焦点を当てたアメリカの教育理論家です。 Case Western Reserve University (オハイオ州クリーブランド)のウェザーヘッド・マネージメント・スクールで経験則学習システムズ社(EBLS)の創設者兼会長であり、組織行動学の名誉教授でもあります。
Kolbは1961年にKnox CollegeからBAを取得し、MAとPh.D. 1964年と1967年にそれぞれハーバード大学から社会心理学で 学んだ 。
人は何かを伝える時に、誰に対しても同じ伝え方をしてしまいがちですが、「性格」や「学習タイプ」によって情報の受け取り方が違います。
そのため、「自分は伝えたつもりなのに、相手には全く伝わっていない」という問題に直面することになるんですね。
今回紹介する4つの学習タイプに関して理解すれば、「タイプに応じた伝え方」ができるようになるので、結果的に「どんな人にでも自分の伝えたいことが伝わる」ようになります。
「4つの学習タイプ」を具体例を交えて解説
人間のコミュニケーション方法には、大きく分けて4つのタイプがあります。
この4つのタイプは「人に情報を伝える」際に意識して欲しいものです。
- 学習タイプ1.「なぜ型」タイプの人
- 学習タイプ2.「なに型」タイプの人
- 学習タイプ3.「どうやって型」タイプの人
- 学習タイプ4.「今すぐ型」タイプの人
上記の4つの学習タイプを理解し、それぞれの人にあった方法で情報を伝えることで、「あらゆる対応の人に伝わる文章」を書けるようになります。
4つの学習タイプを理解することで、あなたのコンテンツに対する理解と価値が最大限に高まるでしょう。
では、それぞれ具体的に解説していきますね。
学習スタイル1.「なぜ型」タイプの人
なぜタイプの人は「学ぶ理由」に納得することで行動できる人です。
- なぜ自分は学ぶ必要があるのか?
- 学ぶと自分にどんなメリットがあるのか?
このように、「自分が学ぶべき理由」を明確にしてあげることで、スムーズに行動してくれます。
あなたがウォーキングの講師だとするとこんな感じですね。
【具体例】なぜ型タイプの人向けの文章
これから私はあなたに、カラダを引き締めるウォーキング法の基本のフォームをお伝えします。
今回お伝えする基本の型を守って、1日10000歩を意識して生活したことで、私の生徒さんの中には3ヶ月で10キロの減量を成功させた方がおられます。
もし、今回お伝えする方法を無視して「自己流ウォーキング」を続けるならば、おそらく半年後も大きな減量は望めません。
それどころか、足に必要以上の負荷がかかり怪我につながってしまう危険もあります。
上記の具体例で何を表現しているかわかるでしょうか?
答えを伝えておくと、「実践する未来(メリット)」と「実践しない未来(デメリット)」の両面を見せています。
学んだ結果待っている「明るい未来」と、この講座を学ばなかったら「悪いことが起こるかもしれないという最悪の未来」をイメージさせることで行動を促すわけですね。
学習スタイル2.「なに型」タイプの人
「なに型タイプの人」は「具体的な内容や証拠」があると行動に移すことができます。
何型タイプの人は「理論的な人」なので、常に「本当に?」と疑いの目で情報を見ています。
そのため、目先の利益ではなく、高い視点から物事を俯瞰的に見せてあげる必要があります。
- 科学的根拠
- 実際の事例
- 愛用者の声
- 証拠となる統計データ
- 権威性のある引用
このような「論理的証拠」を提示することで、初めてあなたの主張を信じてくれるわけですね。
では、具体例をみてみましょう。
【具体例】「なに型」タイプの人向けの文章
私のお伝えするウォーキング講座は、これまで「3年間で9800人以上の方が効果を実感」したメソッドです。
しかも、受講者の83.2%の方から「満足した」というお声を頂戴しています。
なぜ、これほどの満足度だと思いますか?
理由は○○大学の教授監修のもと開発した「科学的根拠に基づいたウォーキングプログラム」を用意しているからです。
わかりやすいようにかなり大げさに書きましたが、「なに型タイプ」の人は主観的な主張だけではなく、その情報の根拠となる事実を伝えてあげる必要があるわけですね。
学習スタイル3.「どうやって」タイプの人
「どうやって型」のタイプは、具体的な手順や方法が分かると行動することができます。
このタイプの人は、手順が重要だと考えているため「具体的なステップ」を求めるんですね。
- 1番目にすることはなんだろう
- 2番目には何をしたらいいんだろう
- 3番目はどうしたらいいんだろう
このように、具体的な手順を踏んで話をしてあげないと行動に移すことができないのが特徴です。
【具体例】「どうやって型」タイプの人向けの文章
○○式ウォーキングメソッドでは、下記のようにすすめていきます。
- 自分の姿勢をチェックしてカラダの問題に「気づく」
- 通勤中やデスクワーク中にできるストレッチや筋トレでカラダを「目覚めさせる」
- 体幹をフル活用したコアウォーキングで体質を「変える」
- ウォーキングを習慣化することで体脂肪をガンガン「燃やす」
こんな感じで「いつ、何を、どんなふうに」取り入れればいいのか?を伝えてあげることで行動する気になってくれます。
どうやってタイプの人には「とにかく具体的な手順を教えてあげる」のがポイントです。
学習スタイル4.「今すぐ型」タイプの人
「今すぐ型」タイプの人は、「とりあえず何をしたらいいのか」を求めています。
最初の一歩を踏み出すためのきっかけが欲しいわけですね。
「今すぐタイプ」の人は、やるべきことが分かれば「即行動できる」ので、具体的な動作(アクション)を言い聞かせてあげると行動します。
【具体例】「どうやって型」タイプの人向けの文章
誰もがうらやむカラダを手に入れたいのなら、まずは「〇〇式ウォーキングの体験講座」に申し込んでみてください。
体験講座に参加したからといって、必ず申し込まないといけないということはありません。
私自身、「○○式ウォーキングの体験講座」に参加するまでは、講座の内容は大げさだと思っていました。
でも、体験講座に参加したことで「すべてが本当」だということがわかったんです。
すこしでも興味があるのなら体験講座にご参加くださいね。
ご予約はこちらからできます⇒申込みページへのリンク
こんな感じで、「自分が起こすべき行動」を意識づけてあげればOKです。
具体的な行動に加えて、あなたの「経験談や実体験」を交えて語るとより、行動意欲を高めることができます。
まとめ.4つの学習タイプを使えばどんな人にも価値が伝わる
今回は「4つの学習タイプ」についてお伝えしました。
4つの学習タイプはバラバラに使うこともできますが、すべてを盛り込むことで「あらゆる学習タイプの人」に刺さる文章を書くことができます。
たとえば、セールスレターなどを書く時ですね。
- 「なぜ型」タイプ:学ぶべき理由や「メリット・デメリット」を語る
- 「なに型」タイプ:情報の裏付け、証拠、データを提示する
- 「どうやって型」タイプ:分かり易い具体的なステップを提案する
- 「今すぐ型」タイプ:経験談や今すぐ起こすべき重要な行動を伝える
上記の流れは、まさにセールスレターを書く時に活かせる流れです。
セールスレターの代表的な型としては、新・PASONAの法則の使い方|煽らずに共感で売るセールスレターの型を徹底解説で紹介している型。
そして、Questの法則(フォーミュラ)を徹底解説!購買心理を刺激し共感を生むコピーライティングの型とはで紹介している型があります。
上記の型と同様に、多くのランディングページに「4つの学習タイプの要素」が盛り込まれています。
今回の記事を参考にしながら、ぜひあなた自身も様々なセールスレターを見てみてみてください。
そして「感情を揺さぶられるポイント」を意識して感じてみてください。
意識しながら読み込んでいくことで、「あなたの学習タイプ」を実感できるでしょう。
ぜひ、実践してみてくださいね。