「キャンプはもうオワコンらしい」
そんな言葉を見ると、今からソロキャンプを始めても遅いのか、手持ちの道具を使い続けてよいのか、不安になりますよね。
結論から言うと、キャンプブームのピークは過ぎましたが、キャンプそのものが終わったわけではありません。
むしろ、流行や見栄から少し距離を置き、手持ちの道具で静かに楽しみたい40代のお小遣い制パパにとっては、以前より始めやすい時期だと私は感じています。
ただし、キャンプ用品を今から一式買い揃えるのはおすすめしません。
まずは手持ちのファミキャン道具を流用し、重さや片付けが負担になったものだけ買い替える。それくらいの温度感がちょうどいいです。
この記事では、キャンプがオワコンと言われる理由と、ブーム終了後の今だからこそ楽しめる、背伸びしないキャンプの始め方を紹介します。
キャンプはオワコンではなく、ブームが落ち着いただけ
キャンプは完全なオワコンではありません。
正確に言えば、コロナ禍で急激に膨らんだキャンプブームが落ち着き、趣味として定着する段階に入ったと考えるのが自然です。
| よく聞く意見 | 実際に起きていること |
|---|---|
| キャンプブームは終了した | コロナ禍の急激な盛り上がりが落ち着いた |
| キャンプ人口が減った | ピークから減少したが、続けている人はいる |
| キャンプ用品が売れなくなった | 特需後の在庫・需要調整が起きた |
| ソロキャンプも終わった | 流行としての勢いが落ち着いた |
| 今から始めるのは遅い | 流行を気にせず始めやすくなった |
一般社団法人日本オートキャンプ協会が公表した「オートキャンプ白書2025」によると、2024年にキャンプをした人の平均回数は年間5回、平均泊数は6.7泊でした。
前年より減少したものの、同協会はコロナ期に広がったキャンプが根付いていると説明しています。
つまり、毎週のようにキャンプ用品がテレビやSNSに登場した時代は終わっても、キャンプを続けている人まで消えたわけではありません。
キャンプがオワコンと言われるようになった理由
コロナ禍の反動でキャンプ以外の選択肢が戻った
コロナ禍では、人が密集しにくい屋外レジャーとしてキャンプが注目されました。
しかし、行動制限がなくなれば、旅行やイベント、テーマパークなどにも人が戻ります。
キャンプだけに人気が集中していた特殊な状態から、複数のレジャーに需要が分散したということです。
キャンプが突然つまらなくなったわけではありません。
一時的に集まっていた人が、それぞれ自分に合う休日の過ごし方へ戻っていっただけでしょう。
キャンプ用品の供給が一気に増えすぎた
ブーム中は、大手アウトドアメーカーだけでなく、ホームセンター、家具店、雑貨店などからも数多くのキャンプ用品が発売されました。
ひと通り道具を揃えた人は、毎年テントやテーブルを買い直すわけではありません。
キャンプ用品は一度買えば長く使えるものが多いため、新規参入が落ち着けば販売も減りやすくなります。
「キャンプ用品が以前ほど売れない」という話と、「キャンプをする人がいなくなった」という話は分けて考える必要があります。
スノーピークの上場廃止が象徴的に扱われた
スノーピークは2024年7月に株式上場を廃止しました。
MBO(経営陣が自社株を買い取り、経営体制を見直す方法)による非上場化です。
このニュースから「キャンプ市場が終わった」と受け取った人もいると思います。
ただし、一社の経営判断だけで、キャンプという趣味全体が終わったとは判断できません。
スノーピーク自身も2023年の決算資料で、キャンプ需要には底堅さがあるとの認識を示していました。
参考:スノーピーク IR情報
猛暑や物価高でキャンプの負担が増えた
近年は夏の猛暑も無視できません。
真夏の設営や撤収は想像以上に体力を使い、熱中症の危険もあります。食材、燃料、交通費、キャンプ場の利用料も以前より負担を感じやすくなりました。
40代のお小遣い制パパにとっては、キャンプ場に着く前から財布と体力の両方を削られます。
夏に利用者が減ったとしても、それだけでキャンプ全体の人気がなくなったとはいえません。
暑い時期を避け、春や秋を中心に楽しむ人が増えるのは自然な変化です。
キャンプブーム終了後のほうが40代パパにはちょうどいい
流行のギアを追いかけなくていい
ブームの最中は、次から次へと新しいキャンプ用品が登場しました。
SNSを見れば、おしゃれなテント、統一感のある収納ボックス、手の込んだキャンプ飯が並んでいます。
見ているだけなら楽しいのですが、真似しようとするとお小遣いが持ちません。
しかも、新しい道具を買うと収納場所も必要になります。
わが家なら、こんな会話になりそうです。
わいずパパ「俺、この小さいテーブルがあれば、もっとソロキャンプが快適になると思うんだよね」



「似たようなテーブル、物置にあるよね。小さくなる前に、家の収納が限界なんだけど」
はい。キャンプ用品だけコンパクトになっても、所有数が増えれば収納は広がりません。
ブームが落ち着いた今なら、流行から一歩引いて「手持ちの道具で困っていないなら買わない」という判断もしやすくなりました。
周囲と比べずに自分のキャンプを楽しめる
キャンプの満足度は、道具の価格や写真映えでは決まりません。
- 外でコーヒーを飲む。
- 焚き火を少し眺める。
- 簡単なものを食べて、眠くなったら寝る。
私にとっては、それで十分です。
お酒が飲めないので、焚き火の前で飲むのもコーヒーです。高級なキャンプ飯がなくても、静かな場所で飲む一杯には家とは違ううまさがあります。
ソロキャンプで何をして過ごすのか迷っている方は、ソロキャンプって何するの?40代パパが暇にならない現実的な過ごし方も参考にしてください。
手持ちのファミキャン道具を使いやすい
私は、ソロキャンプでは、BUNDOKのソロティピー1TCを使っています。
ただし、すべてをソロ用で揃えているわけではありません。
ファミキャンで使ってきたユニフレームの焚き火テーブルなど、ソロでも役割を果たせる道具はそのまま持ち出します。
ソロ用としては少し重くても、
- 新しく買わなくていい
- 熱いクッカーを置きやすい
- 調理台と食卓を兼用できる
- 汚れても手入れしやすい
という利点があります。
大きい、重いという弱点はありますが、車を横付けできるオートサイトなら許容できることもあります。
大切なのは、ファミキャン用品をすべて流用することではありません。
一度使ってみて、ソロでも困らないものは残し、負担が大きかったものだけ見直すことです。
必要な道具を整理したい方は、ソロキャンプで必要なもの!お小遣い制パパのファミキャン流用術で、流用・代用・購入の優先順位をまとめています。
キャンプブーム終了後に始めるメリット
これからソロキャンプを始めることは、決して遅くありません。
ブームが落ち着いた今だからこそのメリットもあります。
中古品や型落ち品を検討しやすい
キャンプから離れた人が道具を手放せば、中古市場に商品が出てきます。
中古品なら、新品では手が届きにくかったテントやテーブルを安く買える可能性があります。
ただし、安いからという理由だけで買うのは危険です。
テントの場合は、生地の劣化、ベタつき、カビ、シームテープの剥がれ、ポールや付属品の不足を確認してください。
使う頻度がまだ分からないなら、中古で買う前にレンタルする方法もあります。


定番ギアの情報が十分にそろっている
ブーム中に発売された定番商品は、すでに多くの使用例やレビューがあります。
設営のしやすさだけでなく、
- 雨の日に困らないか
- 結露しやすくないか
- 収納サイズは現実的か
- 40代でも撤収が苦にならないか
- 帰宅後に乾かせるか
といった情報まで調べやすくなりました。
新商品へ飛びつくより、長く売られている定番品から選ぶほうが失敗を減らせます。
ソロ用テントを買う場合の判断基準は、ソロキャンプで使うおすすめ最強テントはどれ?お小遣い制40代おやじの結論で詳しく紹介しています。
予約は場所や時期によって取りやすくなった
ブームのピーク時と比べると、以前より予約を取りやすいと感じる場面があります。
ただし、すべてのキャンプ場が空いているわけではありません。
人気キャンプ場、連休、桜や紅葉の時期は、今でも早めの予約が必要です。
「ブームが終わったから、どこでも直前予約できる」とは考えず、行きたいキャンプ場の予約状況を確認してください。
キャンプがオワコンでも無理に続ける必要はない
キャンプが趣味として続いているからといって、全員が続ける必要はありません。
次のような状態なら、一度休むのも立派な選択です。
- 行く前の準備が苦痛になっている
- 設営と撤収で休日が終わる
- 帰宅後の片付けを何日も放置してしまう
- 家族との予定や家計を圧迫している
- 新しい道具を買うことだけが目的になっている
- キャンプ場にいても楽しいと感じない
趣味は、続けることが目的ではありません。
楽しくないのに「せっかく道具を買ったから」と無理をすると、キャンプが休日の仕事になります。
一方で、キャンプそのものではなく、荷物や片付けに疲れているだけなら、スタイルを小さくすると気持ちが戻ることがあります。
私も40代になり、キャンプ場で楽しむ時間だけでなく、積み込み、撤収、帰宅後の乾燥まで含めて考えるようになりました。
片付けが負担になっている方は、キャンプの片付けがめんどくさい40代パパへ|撤収と帰宅後をラクにする現実的な減らし方も読んでみてください。
今からキャンプを始めるなら一式買わない
キャンプブームが落ち着いた今から始めるなら、最初に道具一式を買わないことが大切です。
次の順番で考えると、無駄遣いを減らせます。
- 家にあるもので代用する
- 手持ちのファミキャン用品を流用する
- 不足する大物はレンタルする
- 続けられそうなら中古品を検討する
- 不便だったものだけ新品を買う
最低限必要なのは、命を守る道具、寝る道具、食べるための道具です。
一方で、おしゃれな収納箱、専用ラック、複数のテーブル、見栄えのよい小物は、最初から必要ではありません。
特にソロキャンプ用の焚き火台は、ファミキャン用を持っているなら一度流用できます。
実際に使って「重い」「薪を使いすぎる」「洗うのが面倒」と感じてから買い替えても遅くありません。
焚き火台を買い足すか迷う方は、ソロキャンプの焚き火台はどれがいい?ファミキャン流用で分かった40代パパの現実解も参考になります。
キャンプブーム終了後に向いている人・向いていない人
今のキャンプが向いている人
- 流行より自分の時間を大切にしたい
- 外でコーヒーを飲むだけでも満足できる
- 手持ちの道具を工夫して使いたい
- ギアのブランドや見た目をあまり気にしない
- 準備や不便さも含めて楽しめる
- 一人でぼんやり過ごすのが苦にならない
無理にキャンプを選ばなくていい人
- 暑さ、寒さ、虫が強いストレスになる
- 何もしない時間が苦痛に感じる
- 設営や撤収に時間を使いたくない
- ホテルやコテージの快適さを重視したい
- 家に道具を収納する場所がない
- 休日はできるだけ体を休めたい
テント泊が合わないからといって、アウトドアを諦める必要はありません。
デイキャンプ、コテージ、常設テント、キャンプ用品のレンタルなど、負担を減らす方法もあります。
キャンプらしさを守るより、また行きたいと思える形を選ぶほうが大切です。
まとめ.キャンプはオワコンではなく、背伸びする時代が終わった
キャンプブームのピークは過ぎました。
しかし、キャンプそのものが終わったわけではありません。
流行に合わせて高いギアを揃え、写真映えする料理を並べる必要がなくなったと考えれば、40代のお小遣い制パパにはむしろ好都合です。



「俺、キャンプブームが終わったなら、安くなったギアを今のうちに買っておこうかな」



「ブームが終わっても、収納不足とあなたのお小遣い不足は終わってないよ」
ブームが終わったことは、新しい道具を増やす理由にはなりません。
まずは手持ちの道具で一度行ってみる。
重すぎたもの、片付けにくかったもの、どうしても不便だったものだけ見直す。
キャンプ場で飲むコーヒーがうまくて、「また来たい」と思えたなら、それで十分です。
流行が終わっても、自分が楽しいと思える限り、キャンプはオワコンではありません。

