今回の記事では、子育て中のサラリーマンが副業にチャレンジする際にしっておきたい考え方を解説します。
あなたは「将来的なお金の不安」を感じたことはあるでしょうか?
現在、サラリーマンの引退の標準は65歳ですが、今後は延長され、公的年金の受給開始も2022年度より「75歳までの選択制(現状は65~70歳)」に変更されています。
僕たちは、社会保険を支える担い手として65歳以降も働き続けなければいけない一方で、年金の受給開始はどんどん遅くなり、支給額の減額も避けられない状況です。
さらに、定年が伸びる以上に「人間の寿命」が伸びている実情がありますよね。
このように様々な「将来的な不安要素」を解消するために「何かをしなければ」と考える先にある、有効な選択肢のひとつが「副業」です。
僕自身も「将来的な不安」から開放されることを夢見て副業にチャレンジしはじめたひとりです。
この記事は、5年前(35歳当時)の自分自身に向けて書きました。
将来に不安を感じているけど、何から始めたらいいかわからなかった「何の取り柄もない平凡なサラリーマン」としか呼べなかった「当時の自分」にです。
少しでもあなたの参考になれば幸いです。
お金の不安に悩むサラリーマンを救うカギとなるのが”副業”
終身雇用が機能していた時代、サラリーマンは一度入社すれば定年まで勤め上げるのが当たり前でした。
言ってみれば、自分の人生と引き換えに「会社に老後まで面倒を見てもらう」ような状態。
それが今では「転職」するのが当たり前になっています。
僕自身も20代で3回の転職を経験しています
今の時代、正社員であっても「右肩上がりに昇給し続ける」保障はありません。
これまで長時間労働と引き換えにキチンと残業代を支給されていた企業も「働き方改革」の施行をきっかけに「労働生産性の向上=残業代を減らす方向」に舵を切り始めています。
「働き方改革」は、働く方々が個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を
自分で「選択」できるようにするための改革です。
引用:厚生労働省(働き方特設サイト)
働き方改革は「働くひとの視点に立った改革」と言われていますが、実際は「企業を守るための改革」です。
働き方改革の特設サイトでも上記のように記載してある通り、「中小企業の人手不足」を解消するために「生産性の向上(長時間労働の削減)をして魅力的な職場にしてね」というメッセージが打ち出されているわけです。
これは、言い方を変えれば「変化し続けないと正社員でも生き残れない」と取ることもできます。
- 老後資金2,000万円問題…老後の資金は自分で準備してね
- 同一労働同一賃金(別名:パートタイム・有期雇用労働法)…正社員と非正社員の格差をなくすよ
- 36協定(残業は月45時間まで)…業務の効率化を意識して残業を減らしてね
上記のように、作業の効率化を推奨することで、「副業する人」を増やすことが狙やし「自分の老後は自分で守る」という文化を浸透させていくことが狙いだというとらえ方もできますね。
「人生100年時代」と言われる現代においては「現役時代をどのように生きるか?」も大事ですが、「老後をどのように過ごすのか?」というテーマの重みも今後増してくるのではないでしょうか。
- 長い人生をどう充実させるか?
- 充実させるための資金をどう確保するか?
今後の人生は、上記2つの視点を持って生きていく必要があります。
そして、上記2つのテーマを解決していくためのひとつの手段が「副業」という選択肢です。
国も企業もサラリーマンに副業をさせたがっている?
最近は「副業OK」になった企業も増えつつありますよね。
副業が解禁になった背景としては、先ほどもお伝えした通り「従業員に自分でなんとかしてほしい」というメッセージが隠れいていると考えています。
多くの企業にとって「従業員を長時間労働させる」ことは経費面で大きな負担となります。
そのため、従業員を確保する余裕のない企業や効率化を考える企業は、代替え手段を使って「足りない労働力を補う」という選択肢を選ぶようになります。
たとえば、下記のような選択肢です。
- 外国人、主婦、高齢者など格安で雇える人材
- AIやロボットを使ったオートメーション化
- ダブルワーク人材の確保(必要なときに依頼できる人材)
上記のように企業の選択肢が増えてきたことで、「正社員の立場にあぐらをかいている人」にとっては、今後はピンチが迫っているわけです。
しかし、この未来は考え方によっては「チャンス」と捉えることもできます。
収入源をサラリーマン1本に絞ってしまえばリスクが大きいですが、「収入の柱が複数」あればリスクを分散できるわけです。
そのきっかけを作るのが「副業」ということになります。
後から後悔しないために「どんな副業」を選べばいい?
収入の柱を複数持つために「副業」にチャレンジする決意ができたら次は「何にチャレンジするか」が重要なポイントとなります。
世の中のサラリーマンが副業の選択肢として考えるのは大きく分けて下記の3つです。
- アルバイト(コンビニや居酒屋など)
- ギグワーク(フードデリバリー・個人宅配など)
- ネットビジネス(アフィリエイト・FXなど)
それぞれ一長一短がありますが、僕の場合は3番のアフィリエイト(ブログ)を選択しました。
なぜ、ネットビジネスにチャレンジしようかと思ったのか?
それは、僕に「自由な時間がなかった」からです。
本業でも残業は日常茶飯事でしたし、子供も小さかったので「週末は子育ての時間」を確保する必要があったんですね。
もちろん、奥さんに副業の話をした時は「大反対」されました。
ただでさえ、出張などが多くワンオペに近い状態なのに、さらに自分の時間を確保したいとパートナーから言われたわけですから理解できないのは当然ですよね。
しかし、副業を諦めきれなかった僕は奥さんと3つの約束を交わしました。
- 家族との時間を作ることに専念する
- 休みの日は子供の面倒を見る
- 本業をおろそかにしない
上記の3つを守ることを条件に「子供が寝たあとの夜の時間」を使って「自分時間を確保」したわけですね。
「在宅でもできる副業」は僕にとって理想の手段でした。
副業の手段としてブログを使った「仕組み作り」に挑戦
時間に制限のある僕は「仕組み作り」にこだわることにしました。
なぜなら、売れる仕組み(マーケティング)作りを学ぶことで「本業にも活かせる」と考えていたからです。
僕自身、本業では女性向け商材を扱うメーカーで働いており、「自社商品の品質」には絶対の自信があるのに「売れない」という経験を何度も味わっていました。
簡単にいうと「品質が良ければ売れる」と考えていたので、「セールスと適切なマーケティングが合わさっていなければモノは売れない」という現実を知らなかったわけです。
ここからは「売れる仕組み」を作るために、僕が意識していたことをご紹介しておきます。
売れる仕組み作りを目指す際に決めた「4つのルール」
僕が最初に取り組んだのは、仕組みの母体である「ブログ」をWordPress(有料ブログ)で作ることでした。
ブログの運営自体、初めてだったので途中で挫折しないために「自分ルール」を決めておいたわけです。
自分ルールといっても下記のように大したものではありません。
- ブログのテーマ選びを間違えない
- 人と比べて絶対にあせらない
- 常に読者目線の記事を意識する
- 学びに投資し、インプットとアウトプットを繰り返す
最初に「意識すべきこと」を決めておいたおかげで、途中でブレることなく運営してくることができたと実感しています。
では順番に説明していきますね。
ルール1.ブログのテーマ選びを間違えない
最初に意識したことは、「ブログ環境に投資する」ということでした。
言い方を変えると「ブログに愛着を持って運営する」ということです。
人から見ればブログは媒体に過ぎませんが、自分の子供のように愛情を持って育てていきたいと考えていました。
無料ブログならば話は別ですが、Wordpressで作ったブログは「自分のお金をかけて作った大切なパートナー」です。
僕にとっては、5年、10年と「成長を見守りたい相棒」なんですね。
自分とともに成長するためには、「発信する情報」に関しても僕自身がレベルアップしていく必要があったわけです。
僕自身、ブログの運営経験がなかったので「100記事」を目標にブログをスタートしましたが、
- どんなに好きなテーマでも経験や知識がなければ、100記事なんて書けない
- どんなに知識があっても嫌いなテーマなら、100記事なんて書けない
上記のように、100記事書こうと思えば、「好きなこと」と「経験・知識」の両方を兼ね備えているジャンルのテーマで情報発信をしていく必要があったわけです。
ようするに、「ブログの設計図(コンセプト)」を明確にするということですね。
僕にとっては「ライティング×マーケティング×キャンプ」が楽しみながら継続できる方向性だったわけです。
あなたにとって「興味を持てるテーマ」とはなんでしょうか?
ルール2. 絶対に人と比べてあせらない
3つ目のルールは「人と比べて絶対にあせらない」ということです。
ブログで記事を書いていても、3ヵ月~半年くらいはほとんどアクセスはありません。
アメブロなどでブログを書いていると信じられないかもしれませんが、WordPressで記事を書いていると、最初のうちは本当に悲しいくらい人がきません。
それが理由かどうかは分かりませんが、ブログをはじめて「3か月以内に80~90%の人はブログを辞めてしまう」といわれています。
実際、一生懸命記事を書いているのに、だれも来ない状況が続くと「こんなことをしていて、意味があるんだろうか?」という気持ちが襲ってきちゃうんですね。
僕も通った道ですが、この時期は本当にツライです。
でも、ある時点からPV(アクセス)はある程度増えるようになります。
このツライ3ヵ月の時期を乗り越えることができるかどうかが、ブログで成果を出すための最初の壁です。
ブログ記事を記事を書いても成果が出ないと場合でも、「いつかはこの暗いトンネルを抜ける」という強い気持ちをもって継続する覚悟は必要となります。
ルール3. 常に相手目線を忘れず俯瞰的(ふかんてき)な視点を持つ
3つ目のルールは、「常に読者目線を忘れず俯瞰的(ふかんてき)な視点を持つ」ということです。
俯瞰的とは高い視点から見るという意味で、主観的な記事(自分が伝えたい事を書く)ではなく客観的視点(相手が求めていること)を持った記事を書いていくということです。
俯瞰的視点については、下記の記事で詳しく書いているので参考にしてみてください。
具体的にどういう視点を持つかというと、自分の記事を読む人が
- どんなことを知りたいのか?
- どんなことで悩んでいるのか?
- どの程度の知識を持っているのか?
- なぜ、自分のブログに訪問してくれるのか?
上記のように、自分のブログに来てくれる人が「どんな悩みを抱えているのか?」という点を常に考えながら、リサーチや記事の執筆をしていきました。
僕の場合、80記事を超えるくらいまでは、ひたすら価値提供の為だけの記事を書きました。
この段階では、商品の紹介などはしていないので、もちろん収益はゼロです。
90記事ぐらいまで記事を書き溜めた段階で、ようやく商品を紹介する記事を書くようになりました。
今は、当時書いた記事など、約100記事を削除したので60記事もありません
消しちゃったんですか!もったいない
ルール4. 学びに投資し、インプットとアウトプットを繰り返す
4つ目のルールは「学びに投資し、実践を繰り返す」ということです。
実は4つ目のルールに関しては、ブログ運営半年経過したころに意識するようになりました。
「学びに投資する」という意識に変わったきっかけは、ブログ開始当初「なるべくお金をかけずに実践する」ことにこだわりすぎて「無駄な時間」ばかり過ごしていたことでした。
無料にこだわり過ぎた結果、「自己流」になり結果的に遠回りをしていたわけですね。
挫折寸前までいったことで、ようやく「学びに投資する大切さ」に気づいたわけです。
僕が学びの為に投資したのは「Web教材」
学びに投資すると決めてからいくつかの「Web講座」を購入し実践しましたが、中でも自身の糧になったのは「モジセン」とうWeb講座でした。
モジセンに関しては、下記の記事で紹介しています。
「学びに投資する大切さ」は様々な人が説明していますが、「自分にあった方法に投資する」という感覚は、僕自身の体験として痛感しています。
モジセンでは「コピーライティングと親和性の高い複合スキル」を学び、商品選びから、商品が売れるまでの流れを学ぶことができました。
では、ここから「基礎となる土台」を作った上で「どんな商品選び」をしていけばいいのかを解説していきますね。
収益化は何を売るか?が重要。ポイントを外すと地獄をみる
仕組みを作って収益化していくために重要なのは「売れる商品を選ぶ」という点です。
ここがある意味、1番大事ですね。
収益化のキモはこれに尽きると思っています。
シンプルに伝えると「売るための商品の選び方」ですね。
これが理解できていれば、ある程度の成果は出るわけです。
具体的な商品の選び方
では、具体的な商品の選び方について話ししていきますね。
ポイントは2つだけです。
- 売れそうな商品であること
- 収益性の高い商品であるということ
具体的にお伝えしておきます。
ポイント1.売れそうな商品であること
1つ目のポイントは「売れそうな商品を選ぶ」ということです。
たとえば、どんなにあなたが素晴らしい文章を書けたとしても、100均で売っているようなボールペンを1本1万円で何十本も売ることは難しいはずです。
逆に、ありえない話ですが、任天堂switchの新品を「優先的に販売する権利」があったとしたら、黙ってても商品は売れていきますよね。
今お話ししたのは極端な事例ですが、それくらい商品選びは大切だということです。
たとえば、「Web広告を出し続けている商品」などは、売れている可能性の高い商品です。
広告を出し続けている=利益が出ている証拠です
赤字なら広告を出し続けるメリットがないですもんね
上記に加えて、「商品の販売ページ(セールスレター)」を見るようにしてください。
いくら商品がよくても、あなたの紹介記事が素晴らしくても、公式の紹介ページが残念であれば売れません。
あなたが紹介しようとしている商品のリンク先がちゃんと、「商品が欲しくなるセールスレター」になっているかどうかは確認しておいてください。
たまにリンク先が「会社の通販ページ」のようなものがありますが、そういった商品は売れにくいです。
アフィリエイトのメリットは「自分で扱う商品を選べる」という点です。
新発売の売れるのかどうか分からない商品や、公式の販売ページが残念な商品を扱う必要はありません。
すでに売れている商品には「売れている理由」がありますし、売れていない商品には「売れてない理由」が必ずあります。
「販売実績」と「セールスページ」は確認するようにしてみてくださいね。
ポイント2.収益性(報酬単価)の高い商品であること
2つ目のポイントは「お金になる商品である」ということです。
もちろん、あなたのブログのPVが数十万以上の影響力を持つ媒体を持っていたり、販売力がある人との太いパイプを持っている場合は別です。
でも、ゼロから売れる仕組みを作っていくならば、
- 商品の単価はどれくらいか
- 商品の収益性はどれくらいか
上記のように、最低限扱う商品の「単価」と「報酬額」は必ず意識するようにしてください。
たとえば、「ブログで月に10万円稼ぎたい場合」を考えてみましょう。
1980円の商品を販売して、報酬が500円だったとしたら200個販売する必要があります。
いくら価格が安いといっても、個人のブログで「月に200個の商品」を販売するのって簡単はないですよね。
逆に3万円の商品を販売して2万円の報酬がもらえるならば「5個で達成」です。
さらに極論ですが、20万円の商品を販売して、10万円の報酬をもらえるなら1個で達成できるわけですね。
- 1,980円(収益500円)の商品を200個販売する
- 20万円(収益10万円)の商品を1個販売する
どちらの考え方が難易度が高そうですか?
実は20万円の商品を1個売るほうが可能性が高いんです。※もちろん簡単ではないですが。
正直に告白すると、僕が初めて月10万円の収益を達成できた時は、月5000PVくらいしかありませんでした。
PVの数字が利益に直結する「Googleアドセンス」であれば話は別ですが「収益化を目的」とするならば、大事なのはPVよりも「成約率」です。
僕の場合、収益が初めて発生した後
- 1ヵ月目:416円
- 2ヵ月目:1748円
- 3ヵ月目:9031円
- 4ヵ月目:61,432円
- 5ヵ月目:126,888円
こんな感じで収益は増えていきました。
今振り返ってみると、1番しんどいのは、やはり「ゼロ⇒1」の段階です。
商品の販売を考えた時に、一般的には「高いものほど売りにくい」というイメージがあります。
確かに、商品の価格が1,980円と3万円ならば、お客さんが購入を悩む度合は違います。
でも、1万円と3万円だったら、購入に対しての心理的ハードルはそこまで変わりません。
であれば、下記のような商品がある場合どちらを選ぶべきでしょうか。
- 販売価格1万円で2000円の報酬の商品
- 販売価格3万円で15,000円の報酬の商品
そう。
心理的ハードルがそこまで変わらないならば、単価が高くて利益率も高い商品を選ぶ方がいいわけです。
世の中には、様々な商品がありますので「自分のテーマと親和性の高い商品」が見つかるはずです。
あなたの発信するテーマと連動するものがあれば、チャレンジしてみてください。
ブログでアフィリエイトにチャレンジする際の注意点
ブログを使って「商品を紹介する際に注意して欲しいこと」を最後にお伝えします。
ここまでは「収益性」に焦点をしぼってお伝えしましたが、「何をあつかうか?」について、外してはいけないポイントがあります。
注意して欲しいことはひとつだけです。
あなたが紹介する商品を「悩んでいる自分の家族や友人に紹介できるか? 」という点を意識することです。
何がいいたいかというと、「いい商品を扱っているか否か」ということです。
自分がいいと思ってないのに、商品を売りたいがために「この商品は買っても損しません!」と伝えるのは詐欺ですし、読者さんに対する裏切りです。
あなたを信じて購入してくれた読者さんを裏切るだけではなく、場合によっては不幸にする可能性もあります。
「長期的な収益化」を目指すならば「本気でいいと思った商品以外は紹介しない=信頼を裏切らない」ことが大切です。
目先の利益に目がくらむと、後から必ず後悔することになります。
まとめ.自分の価値を高める可能性を秘めた「副業」にチャレンジしよう
今回は、僕がが副業にチャレンジして収益化するまでに実践したことを赤裸々に告白しました。
本業を持っているサラリーマンだから「副業でプラスαの収入」を得ることができれば、人生が豊かになります。
- 家族と旅行にいける
- 家族に好きなものを買ってあげられる
- 自分にご褒美を買ってあげられる
- 好きなだけ自己投資できる
今より、「ちょっぴり笑顔の増える機会」を増やす事ができたらどうでしょう。
もちろん、収益を上げるのは簡単なことではないですし時間がかかります。
でも、自分の作ったコンテンツが価値を生み出してくれるという体験は何者にも代えがたい喜びがあります。
ぜひ、あなたも体験してみてください。
では、最後までありがとうございました!
コメント