こんにちは、セールスコピーライターの中村です。
あなたはSNSを中心に話題となり、30万部という大ヒットを記録した「えんとつ町のプペル」という絵本をご存じですか?
絵本の全編を無料で公開したことでも話題となりました。
芸人としてもおなじみ、キングコングの西野さんが手がけた絵本なので、1度は目にしたことがあるかもしれないですね。
その西野さんの絵本、「えんとつ村のプぺル」の記録的大ヒットが意図的に作られていたと言ったら信じることができますか?
おそらく多くの人が、「そんなことが出来たら苦労しないわ!」と思うはずです。
でも、実は[keikou]えんとつ村のプぺルのヒットはすべて計算されて起きた革命の1コマ[/keikou]に過ぎなかったんです。
その1コマを暴露している、「革命のファンファーレ」が幻冬舎から10月4日に発売されました。
今回の記事では、実際に購入して読んでみて感じた、僕なりの革命のファンファーレに対する感想(口コミ)を書いていきますね。
[voicel icon=”https://copilabo-sakayu.com/wp-content/uploads/2017/09/f294f4a982acdbae54fd135778860406.png” name=”中村”]ネタバレはしないように書くので参考になれば嬉しいです。[/voicel]
キングコング西野さんが生み出した、革命のファンファーレとは?
革命のファンファーレは、キングコング西野さんが実際に実践してきた、机上ではない実践的なノウハウを暴露しているビジネス本です。
具体的には、
- 「魔法のコンパス ~道なき道の歩き方~」の[keikou]発行部数は10万5000部。[/keikou]
- 絵本「えんとつ町のプペル」の[keikou]発行部数は30万部。[/keikou]
- オリコン2017年上半期”本”ランキングで、[keikou]児童書部門とタレント本部門の2冠を達成。[/keikou]
- 「えんとつ町のプペル」を作る際のクラウドファンディングは2度実施して、[keikou]支援者数が9550人。支援額が5650万4552円。[/keikou]
- クラウドファンディングの支援総額は[keikou]国内歴代最高記録となる1億円を突破。[/keikou]
- 個展「えんとつ町のプペル展」の[keikou]動員数は60万人を突破。[/keikou]
これだけの圧倒的成果を出してきたマーケッターの西野さんが、全てのノウハウを1冊に盛り込んだエッセンス本でもあります。
革命のファンファーレ「現代のお金と広告」の内容は?
本のタイトルからして、革命のファンファーレという何かやらかしそうな名前ですが、実際色々やらかしてくれています。
「やらかしている」で片付けてしまうと石が飛んできそうなので、ちゃんと説明しますね。
革命のファンファーレの具体的な内容としては、
- 自分の可能性を潰さないために知っておきたいお金の正体
- えんとつ村のプぺルを30万部売った広告戦略の裏側
- 革命のファンファーレの人気を爆発させるために仕組まれた仕掛けの数々
大きく分けてこの3つのテーマで構成されています。
冒頭でもお伝えしましたが、えんとつ村のプペルは、「ここまでやったらヒットしないはずがない」というレベルまで追い込んで確実にヒットさせにいっている、西野さんの戦略的な作品です。
本作「革命のファンファーレ『現代のお金と広告』」では、テレビで見る西野さんの「好感度が最低な芸人」という世間の印象を覆す、数々のマーケッター(戦略家)としての顔を見ることができます。
世間の好感度が最低になっても、西野さんが貫きたかった「信念」についても書いてあります。
そして、その信念はこれからの時代、1人1人が持っていないと生き抜いていくことができないほどの大事な要素を含んでいます。
テーマその1.自分の可能性を潰さないために知っておきたいお金の正体
革命のファンファーレの主な内容の1つ目は、「自分の可能性を潰さないために知っておきたいお金の正体」です。
生きていると色々なことを我慢する(可能性を諦める)のが当たり前になってしまいがちです。
特に、守るモノが多くなるほど、自分の可能性を諦める機会は増えてきますよね。
- 彼氏として彼女を守る段階
- 夫として奥さんを守る段階
- 父親として1人の子供を守る段階
- 父親として複数の子供を守る段階
守るものが増えるほど、「選択の自由」からは遠ざかっていくわけです。
「守るべきものがあるんだから、自分を殺して働くのが当たり前だ!」
世間の常識は、きっとこうなんでしょう。
だから、「結婚は人生の墓場だ」なんて言われて、「結婚に興味がない」人が多い時代になっているんだと思います。
他にも常識といえば、
- 「仕事は大変で当たり前だ、甘えるな」
- 「みんな我慢してやっているんだからお前も我慢しろ」
- 「石の上にも三年というだろう!これだから、最近の若いもんは」
- 「は?飲みに行かない?俺の若いころはうんたらかんたら」
- 「いい大学に入って、いい会社に入っておけば間違いないから」
- 「受験で人生が決まるんだから、遊んでないで勉強しなさい」
誰もが1度は言われたことのある言葉ですよね?
なぜ、こんなにも世間の常識に従って我慢をしなくてはいけないんでしょうか?
その理由は、ただ1つ「生きていく為には、お金を稼がなくてはいけない」からです。
だからこそ、どんなに理不尽なことがあっても、辞めたいことがあっても、歯を食いしばって我慢をして仕事を生きていくしかないんですよね。
……本当にそう思いますか?
- みんなが我慢しているから自分も我慢するしかないと諦める
- みんなは我慢しているけど、我慢しないためにはどうしたらいいか考える
どちらの考え方で生きるほうがより、豊かな人生を過ごせるのか?
そんな風に自分に問いかけてみたくなる内容も書いてあります。
これまでは、不器用な正直者よりも、器用な卑怯者の方が出世できる世の中でした。
でもこれからは違います。
インターネットが普及し、個人でも活躍できる時代が訪れています。
サラリーマンの収入だけに頼るのではなく、副業という形で収入の柱を何本も作っている人も大勢いますもんね。
働き方は自分で決めることができる時代です。
- 結婚していても
- 子供がいても
- 介護をしていても
自分の可能性を諦める必要はないんです。
何でもできる時代だからこそ、お金の正体をちゃんと知っておく必要があるわけですよね。
お金の正体をないがしろにすると、絶対に稼ぐことはできません。
インターネットが普及した今、すべての情報がガラス張りです。
正直者がバカを見た時代から、正直者しか生き残れない世界に変化し続けています。
革命のファンファーレでは、この「お金とは何か?」という本質の部分も分かりやすく教えてくれています。
革命のファンファーレが教えてくれるお金の正体とは?
革命のファンファーレでは、「お金の正体」を信用を数値化したものと表現しています。
実際に、西野さんは革命のファンファーレの中で、「自分は信用を得るために、嘘をつかないことを徹底している」と名言しているんです。
これは、西野さんがテレビでの好感度をどん底まで落としてでも大事にしたいのが「信用」だということを意味しているわけです。
その証拠に、革命のファンファーレの中では
- グルメレポート番組への出演をすべて断る本当の理由
- 収録途中で帰り、世間を賑わせたあの事件
- 大御所にも遠慮なく言いたいことをいうのはなぜ?
- クラウドファンディングの勝ち方を知っているのに連発しない理由
- 「西野享廣独演会」は、スタッフの反対を押し切り大赤字で開催し続けている理由
これらの世間を賑わした数々の出来事の真意についても書いてあります。
いつも身勝手な行動をして、破天荒キャラだと思われがちな西野さんですが、実は「信用残高を貯蓄」するとために、好感度無視で突き進んでいたんです。
このあたりの事も、革命のファンファーレに詳しく書いてあります。
テーマその2.30万部以上の大ヒット! えんとつ町のプぺルで仕掛けられた広告戦略
革命のファンファーレの主な2つ目の内容は、「えんとつ町のプぺルで仕掛けられた広告戦略」に詳しく書かれてあります。
[wpap service=”with” type=”detail” id=”4344030168″ title=”えんとつ町のプペル”]
SNSを中心に、色々と話題になったえんとつ町のプぺルですが、中でも、絵本業界の常識を覆す、分業制で作られているという点で注目されました。
普通、絵本って1人の作家さんが書くものなんですよね。
それに対して、えんとつ町のプぺルは35人のチームで作られています。
通常1人で作製するものを、35人で作るわけですから、そりゃ話題になりますよね?
実際、「西野ゴーストライター使ってんじゃん!」と突っ込まれたこともあったようです。
宣伝の為の広告戦略に関しても、かなり面白いことが行われていたようです。
たとえば、
- 10年先も売れ続ける絵本にするために、「音楽で広告」を作成
- 叩かれたら、削除するのではなく徹底的にリツイート&シェア
- 良いものを作れば勝手に売れるという幻想を捨てる
- えんとつ町のプペル全編を無料公開
- 自分の本を売るために、ライバル作家の売り上げに貢献
- えんとつ町のプペルの著作権をほとんど放棄
- えんとつ町のプペルを個人で1万冊購入
このように、次々とこれまでの常識を覆す広告戦略を打ち出しています。
特に、えんとつ町のプぺルを無料公開した本当の理由に関しての部分は「確かに!」と納得しました。
これは、子供を持つ親じゃないと分からない部分ですが、子供を持たない西野さんが意識していたのは素直にスゴイですね。
しかも、無料公開していても、ちゃんと絵本版のえんとつ村のプぺルを買いたくなる仕掛けが施されているのには驚きました。
本を読むと「な~んだ」と思ってしまうほどシンプルな仕掛けですが、この手法は顧客の立場を熟知していないとできない発想ですね。
このように、広告戦略の仕掛け自体は大掛かりなものですが、1つ1つの部分を切り取ってみてみると、僕たち[keikou]個人が情報発信をする上でも、応用できそうな、お宝ネタ[/keikou]がポロポロ書いてあります。
詳しくは革命のファンファーレを読んで、あなた自身の目で確かめてみてくださいね。
[wpap service=”with” type=”detail” id=”4344031555″ title=”革命のファンファーレ 現代のお金と広告”]
テーマその3.初版で7万部発行! 革命のファンファーレの販売戦略の秘密
では、最後となる主な内容3つ目は「革命のファンファーレの販売戦略の秘密」についてです。
革命のファンファーレは、
- ビジネス書の1冊目となる「魔法のコンパス」
- 絵本業界の常識を覆した「えんとつ村のプペル」
この2作に比べて、ニュース性に劣る本でした。
そこで、自分のこれまでの戦略がどのターゲットに響いているのかを考え、明確に目標を打ち出しました。
その目標とは、[keikou]「ビジネスマンに信用されているビジネス書」というブランド力を高める[/keikou]ことだったわけです。
そのために、
- 手元にはどんなカードがあるのか?
- そのカードを使ったほうがいいのか?
- カードと使わないほうがいいのか?
- どの順番でカードを切ればいいのか?
という感じで、自分の手札の中でどのカードを使えば効果を最大化できるのか?ということを考え、1つの戦略を組み立てます。
その戦略というのが、[keikou]宣伝の一環として「講演会のオファー」をクラウドファンディング上で受け付ける[/keikou]というものでした。
そしてその戦略が結果的に、とんでもないスピードで、とんでもない結果を生み出すことになったわけです。
この結果を作りだすことによって、「こういう男が書くビジネス書(現代広告のお金と広告)ですよ」というブランディングが完成することになります。
その他にも、革命のファンファーレの中には
- インスタグラムで拡散されやすいデザインの仕掛け
- 一見したところに何気ない面白さを添える遊び心
- キズ本(線が引いてある古本)の価値を高める方法
- 自分の可能性を殺さない生き方
など、革命のファンファーレを読んだ人が口コミ起こすためのネタを色々、仕込んであります。
この仕込みに関しても、ネタバレしては面白くないので自分の目で確かめてみてくださいね。
▼ここまで読んでも、買うのを躊躇しちゃうあなたにはこちらをどうぞ
⇒『革命のファンファーレ』の前半40ページを無料公開してみた。
[voicel icon=”https://copilabo-sakayu.com/wp-content/uploads/2017/11/4d97f3c7aac52c74b4b4f2f0295fe112.png” name=”中村”]何を血迷ったか、西野さんは最初の40ページを無料で公開することにしたようです。[/voicel]
[voicer icon=”https://copilabo-sakayu.com/wp-content/uploads/2017/11/f1546f33952cc661e7432e59e5886b4f.png” name=”文子”]無料で公開なんて太っ腹ですね~[/voicer]
まとめ.踏み出す「勇気」はいらない必要なのは「情報」のみ
今回は、革命のファンファーレを読んでみての個人的な感想について書いてみました。
あなたがまだ読んでいないならば、自分の目で確かめてみてください。
- Amazonの口コミを真に受けて買わないも良し。
- 自分の目で確かめてから買うも良し。
選ぶのはすべて自分です。
万人受けする商品も本も世の中にはありません。
あなたにとって必要なのかどうかは、あなた自身にしか分かりません。
今回の記事が、あなたが選択するための参考になれば幸いです。
ではでは。
▼革命のファンファーレが気になる方はこちらからどうぞ
[wpap service=”with” type=”detail” id=”4344031555″ title=”革命のファンファーレ 現代のお金と広告”]
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