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この記事を書いた人
趣味:ファミリーキャンプ、写真撮影
特徴:いいモノ(商品・サービス)を勝手に紹介するクセがある
人見知りをこじらせた結果、最終的に「文章で価値を伝える」をいう方法にいきついた人。
背伸びせず自分らしく楽しむというコンセプトで「ファミリーキャンプ」をテーマにブログ Family Camp Labo(通称:ファミキャンラボ)を運営中。
今回の記事では、
- マルチタスクが苦手で仕方がない
- マルチタスクができなくて自信喪失している
- マルチタスクのやり方が知りたい
という方に向けて、
マルチタスクが脳に与える影響とシングルタスクを実践したほうが効果的な理由
について解説していきます。
突然ですが、あなたは自分が下記のどちらのタイプだと思いますか?
- 「ひとつのことに集中して取り組むタイプ」
- 「複数のタスクを同時に取り組むタイプ」
世間では「マルチタスク=できる人」というイメージが浸透していますし、同時並行で作業をこなせるようになりたいと思いますよね。
ではご存知でしょうか?
最近の研究では「マルチタスクは脳の学習効果を下げる」ということを。
特に、人はなにか新しいことに取り組み始めた時「マルチタスクの罠」にハマりがちです。
今回の記事を読んで「マルチタスクが脳に及ぼす影響」をしっかり理解し、「本当は何をすればいいのか?」を見極める参考にしてみてください。
マルチタスクとは?どんな意味があるの?
マルチタスク とは、複数の作業を「同時」にもしくは「短期間に並行して切り替えながら実行」することをいいます。
たとえば、電話をしながら資料に目を通したり、スマホを見ながら音楽を聞いたり、僕たちは日常生活でマルチタスクをしながら生活をしているように感じますよね。
しかし、厳密にいうと「人間はマルチタスク(同時進行)をすることができない」とうことをご存知でしょうか?
実は、僕たちがマルチタスクだと思っているものの正体は「タスクスイッチング」と呼ばれている脳の仕組みです。
タスクスイッチングとは作業を切り替えること。
つまり、マルチタスク本来の意味は「短期間に並行して切り替えながら実行」することを指すわけです。
「高速で切り替える能力」と聞くと、便利なように感じるかもしれませんが、最近の研究でマルチタスクにはリスクがあることがわかっています。
続いては、マルチタスクのリスクに関しての「おもしろい研究結果」をご紹介しておきます。
研究結果で判明!マルチタスクが脳の学習効果は80%下がる
1960年代以来、様々な心理学者が人間のマルチタスクに関する実験や研究を行ってきました。
様々な心理学者の1人、スタンフォード大学の研究者 クリフォード・ナス氏は、「マルチタスクを継続的に実践することで、人間の能力は向上するのではないか?」と考え研究を開始。
そして研究の結果、人間がマルチタスクを実践する際の脳は、別々の領域で処理を行っており、同時に並行処理しているのでではなく、「脳の処理を短時間で頻繁に切り替えているだけ」だということがわかりました。
Wired Magazine notes that, whereas other studies have focused on multitasking’s immediate effects (for example office workers productivity while constantly checking email), this study asked a different question: “What happens to people who are multitasking all the time?” Stanford researchers Clifford Nass, Anthony Wagner and Eyal Ophir surveyed 262 students on their media consumption habits. The 19 students who multitasked the most and 22 who multitasked least then took two computer-based tests, each completed while concentrating only on the task at hand.
Using several standard psychological benchmark tests of focus, the study showed that college students who routinely juggle many flows of information, bouncing from e-mail to web text to video to chat to phone calls, fared significantly worse than their low-multitasking peers. Researchers were particularly surprised that what they called “heavy media multi-taskers” performed worse on a test of task-switching ability, “likely due to reduced ability to filter out interference from the irrelevant task set.”
https://www.infoq.com/news/2009/09/study-multitasking-performance/
さらに、マルチタスクは「脳の作業効率を低下させる」ということも判明。
具体的には、マルチタスキングで2つの作業を同時並行で行った場合、2つの作業がそれぞれ50%の処理能力を維持することはなく、80~95%も低下する傾向があることがわかったそうです。
このように、クリフォード・ナス氏の研究によって、「マルチタスクは明らかに脳の生産性を低下させる」ことが証明されていきました。
他にも、マルチタスクが脳に与える悪影響についてシングルタスクという「全米で発売され、世界8か国されたベストセラー本」の著者である、Only Connect ConsultingのCEO「デボラ・ザック氏」の言葉がある記事で紹介されています。
“The brain cannot be in two places at once, so what people are referencing as multitasking is actually what neuroscientists call task switching and that means rapidly moving back and forth between different tasks,” says Zack.
翻訳:「脳は一度に2つの場所にいるわけではないので、人々がマルチタスキングとして参照しているのは、実際には神経科学者がタスクの切り替えと呼んでいることであり、異なるタスク間を素早く行き来するということです。
引用:Forget Multitasking. Real Productivity Comes From Singletasking.
▼全米で発売され、世界8か国されたベストセラー本の翻訳書「シングルタスク」とは下記の本です。
ザック氏は、マルチタスクの有害性について、「頻繁に繰り返すと脳が収縮し、IQが下がり、時間節約にならないばかりか、生産性が40%も低下する」と言及しています。
さらに困ったことに、マルチタスクは有害にもかかわらず、快感をもたらす働きがあります。
快適をもたらすのは、取り組む課題が変わるたびに、目新しさを感じた脳が、ドーパミンという名の「麻薬にも似た脳内化学物質」を分泌してしまうことが原因です。
ザック氏の言及を踏まえて考えてみても、「複数の作業を同時に、もしくは短期間に並行して切り替えながら実行する」マルチタスクを実践することは難しいということがわかります。
ここからは、結果を出すために「どんな点に意識すればいいのか?」という点についてお伝えしていきます。
マルチタスクは訓練できない!成果を出したければシングルタスクで一点集中しよう
結論からいうと、なにか新しいことを始める時に意識すべきは「シングルタスク」を意識することです。
シングルタスクとは、その名のとおり「1度にひとつのコトだけ実践する」という意味です。
たとえば、ブログを始めたばかりの初心者が集中すべきことは「記事を書くことに慣れる」ことです。
ブログのデザインを変えたいからといって、デザインやプログラムの勉強をするのは本末転倒です。
どうしてもブログの見た目を整えたいのであれば、知識がなくても簡単にカスタマイズできるWordPressテーマを使うなど、「記事を書くことに集中できる環境づくり」に投資する方が効果的だということです。
まずは「一点集中で、土台となるスキルを身につける 」ほうが、結果的に近道になる場合が多いはずです。
まとめ.マルチタスクに苦手意識があるならシングルタスクで成功しよう
今回は、マルチタスクの危険性とシングルタスクの重要性についてお伝えしました。
ここまででお伝えしたマルチタスクは、ブログに限らず、仕事の業務や勉強などすべてにおいて「非効率な結果を生む」ことになります。
一見遠回りにみえる、「ひとつのことに集中するという行為が結果的には近道になる」この言葉をぜひ意識してみてくださいね。
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