「今度の休み、一人でキャンプに行けそうだな」
そう思って押し入れを開けたのに、大きなテントを見た途端、日曜の夕方にこれを干している自分まで浮かんでくる。
小さなテントは欲しいけれど、お小遣いの残りを見ると、購入ボタンを押す指が止まる。
そんなときに候補になるのが、家の椅子やランタンを活かし、必要なテントや寝具だけを借りられるTENTAL(テンタル)です。
ただし、気持ちよく使うには、送料・補償を含めた総額と、受け取りから返送までの予定が自分に合うかを確かめておかないと、予想外の出費につながるかもしれません。
一人で静かにコーヒーを飲みたいだけなのに、出かける前から買い物と片付けのことで頭がいっぱい。
それでは、せっかく空いた休日がもったいないですよね。
椅子は家にある。マグもある。ランタンだって、まだ使える。
足りないのは道具一式ではなく、今の自分が無理なく扱えるテント一つかもしれません。
私なら、新しい道具を迎える前に、一度借りて「これならまた行けそうだな」と思えるか確かめたいです。設営した姿だけでなく、袋に戻して返すところまで含めて。
この記事では、TENTAL(テンタル)で借りる物の絞り方、見落としやすい料金と補償、帰りに慌てない返却の段取りを整理します。
次の一泊に必要なものを、一緒に見つけていきましょう。
TENTALが合うのは「道具はあるけれど、今回だけ替えたい」人
ファミキャン道具があるなら、全部を借り直す必要はありません。まずは、今回のキャンプで負担になる道具を見つけましょう。
たとえば、椅子とランタンには不満がない。でも、家族用テントを一人で張るのは大仕事。
この場合、考えたいのは一式セットより、テントを替える方法です。
私は、買うか借りるかを考える前に、「何が面倒なのか」を一つに絞るのがよいと思っています。
| 今の迷い | 先に確かめること |
|---|---|
| ソロ用の道具を持っていない | 家の道具を一人分に減らせば足りるか |
| テントの設営・片付けが重い | 小さなテントに替えると負担が減るか |
| 欲しいテントが自分に合うか不安 | 借りて広さや扱い方を確かめられるか |
| 年に何回行けるか分からない | 購入せず、その都度借りる予算が合うか |
| 返却のために寄り道したくない | 現地貸出など、返す場所が近い選択肢はあるか |
道具を持っていない人にはセットも候補になります。
一方、受け取りや返送の予定を組むこと自体が負担なら、キャンプ場の貸出や手持ち品の流用のほうが合う場合もあります。
他社や現地貸出も含めて比べたい方は、キャンプ用品レンタルを不足品と総額で比べた記事から候補を絞れます。
まずは家の物とファミキャン道具で、借りる物を減らす
選ぶ順番で私が意識していることは、家の物で代用 → ファミキャン道具を流用 → レンタル → 中古 → 必要なら新品を検討です。
家の物を出し、キャンプ道具を一人分だけ並べる
箸、スプーン、タオル、割れにくいマグは家にある物から。
次に、ファミキャン用の椅子、テーブル、LEDランタンを一人分だけ取り出します。
ソロ用のギアじゃなくても、一人で使えて、車に積めて、片付けられるなら十分使えますしね。
押し入れの道具にも、たまには少人数勤務をお願いしましょう。
ただし、寝袋やマットは、家にあるという理由だけで決めないないほうがいいです。
寝袋は行き先の最低気温と製品の温度表示を照合します。モンベルも使用環境の最低気温を基準とした選択を案内し、温度表示と実際の体感には差があると説明しています。
荷物を絞れない場合は、ファミキャン道具からソロに持っていく物を選ぶ方法も参考になると思うので読んでみてください。
TENTALの「選べるセット」は、必要品を選んだ後の金額を見る
TENTALには単品のほか、テントを基本に不足品を追加できるセットがあります。
「1–2名用テント+必要なキャンプ道具」は、公式ページで2泊〜5,000円と掲載されています。
ただし、寝袋や椅子などが全部込みの金額ではありません。選んだ道具・期間・補償を反映した総額で判断してください。
また、このセットは消耗品が付属せず、ランタン用電池などは別途用意が必要です。
配送可能地域は「沖縄県を除く」、注文は在庫確認後に確定する「仮予約」と案内されています。
TENTAL(テンタル)の公式ページにあるので選べるセットのページに書いてる注意点なども確認しておきましょう。
写真に写っている物を全部借りられるつもりで進めないこと。
必要品が何か分かっている人ほど、コスパよく気になるアイテムのお試しができます。
わいずパパ「俺、小さいテントだけ借りればよさそうだな。……この椅子も気になるけど」



「椅子は家にあるよ。今回はテントを試すんでしょ?」



「そうだった。見てるといつもまにかカートの中身が増えていく」



「借りる前に冷静に慣れてよかったね」
予約前に、総額と「日曜17時まで」を確かめる
TENTALを使うなら、借りたい道具と同時に、受け取り・返送の予定も決めます。ここが固まると、料金を払ってから慌てずに済みます。
送料を含めた金額を出す
商品ページでは、往復送料は一律2,000円、5,000円以上の注文で往復送料無料と案内されています。
配送可否は選ぶ商品の表示も確認してください。
比較する金額は、次の合計です。
レンタル料+往復送料+選んだ補償料+必要な消耗品代
キャンプ場代、交通費、食費は別に残しておきます。
道具の予約ができても、帰りのガソリン代まで使ってしまうと、週末の自由が修行に変わってしまいますからね。
小物が一つ足りないだけなら、宿泊先の貸出も確認を。
送料や返送の寄り道を含めると、現地で借りるほうが都合のいい場合もあります。
キャンプが一泊でも、レンタルは最短2泊3日
公式FAQでは、短期レンタルは2泊3日から6泊7日まで。利用開始日は商品のお届け日です。
土曜から日曜に一泊するなら、金曜に受け取り、日曜に返送する組み方が考えられます。返送手続きは、利用最終日の17時までに商品が手元を離れる必要があり、TENTALへの到着期限ではありません。
金曜は残業になりそうか。日曜は、渋滞しても返送場所へ間に合うか。
カレンダーにはキャンプの日だけでなく、この前後も入れておきましょう。
置き配・宅配ボックス配送は受け付けない案内です。自宅で受け取りにくい場合は、公式が案内するヤマト運輸営業所への配送も検討できます。
キャンプ場に送れても、返却を丸投げできるわけではない


TENTALは、事前に承諾を得たキャンプ場などへ直送できます。
ただし、伝票の記入や集荷依頼は利用者が行う案内です。キャンプ場の受付に荷物を預けるだけでは返却になりません。
予約前に、受け取りをお願いできるか、梱包場所はあるか、最終日の17時までに荷物を引き渡せるかを確認します。
「帰りにどうにかしよう」は、撤収で疲れた自分への宿題になります。
私は、現地から送るなら集荷、持ち込むなら営業所まで決めてから申し込むことを勧めます。
「雨なら無料」「補償があれば大丈夫」で決めない
予定変更や破損の条件は、借りたい物が決まった段階で確認します。
家族の体調や仕事の都合が動きやすい人ほど、ここは料金とセットで見ておきたいところです。
キャンセルの基準日は、出発日ではなく商品お届け日
公式キャンセルポリシーの案内は次のとおりです。
| キャンセルする時期 | 通常のキャンセル料 |
|---|---|
| 商品お届け日の4日前以前 | 無料 |
| 商品お届け日の3日前〜前日 | レンタル料金の50%。発送済みは送料実費も加算 |
| 上記以降 | レンタル料金の100% |
任意のキャンセル補償は1注文につき1,000円です。
加入時は原則、送料実費・補償料を除いたレンタル料金が返金対象。専用ポリシーでは、お届け日の4日前以前の取消は送料実費・補償料も含め全額返金と案内しています。
補償ページでは雨以外の理由も対象とされていますが、手続きは必要です。「雨なら自動で全部戻る」と考えず、取消方法と返送が必要な場合の扱いを確認しましょう。
破損の「安心補償」は、キャンセル補償とは別


安心補償には、補償料1,000円で上限1万円、2,000円で上限3万円、3,000円で上限5万円のプランがあります。
1注文につき一つ加入する仕組みです。
紛失・盗難、延滞料金、利用先でのけがや対人・対物事故などは対象外。補償上限を超えた分も別途負担となります。
高価なテントを借りるなら、少額の補償に入っただけで購入価格まで全額守られると思わないこと。
心配でくつろげないなら、借りる道具そのものを見直すのも一つです。
送料無料のために、使わない物を足さない
仮に、レンタル料2,500円に送料2,000円なら合計4,500円。
送料を無料にするため商品合計を5,000円にすると、支払いは500円増えます。これは補償料などを含まない仮の計算です。
必要な物を足すなら比較する価値がありますが、使わない物まで追加する必要はありません。
お得かどうかは、送料の欄ではなく合計欄で判断するようにしましょう。
借り物でも、火器の使い方は説明書どおりに
借りたテントの近くで焚き火をして穴を開けるなどの行為は、弁償の例に挙げられています。
また、雨や寒さをしのごうとテント内で燃焼器具を使わないでください。NITEは一酸化炭素中毒の危険を示し、ガスこんろなどは屋外の風通しのよい場所で使うよう注意しています。
使い慣れた物に似ていても、型番が違えば使い方や指定燃料が違う場合があります。受け取った道具の説明書を先に確認しましょう。
次の失敗を防ぐなら、届いたときに「返す準備」もする
箱を開けたら、収納状態と付属品を写真に残しておくと、返すときの見本になります。
確認したいのは、本体、ポール、ペグ、ロープ、袋など。異常や不足があれば、使う前にTENTALへ連絡します。
借りた部品は自分の道具と袋を分けておくと、最後の一本を探す手間も減らせます。
梱包材と着払い伝票はひとまとめに保管。撤収後は同じ一覧で数え、届いたときと同様に梱包して、指定業者へ引き渡します。
雨で濡れた場合、できる限り乾かすのが基本ですが、難しければ同封の透明袋を二重にし、水漏れしないよう返送する案内もありますので、あらかじめ確認しておくといいですね。
「乾くまで家に置いておく」と自己判断で期限を延ばさないこと。
対応に迷う汚れや破損は、そのまま隠して返すより、状態を伝えて指示を受けたほうが確実です。
返送まで終えたら、スマホに一言だけ残します。
そんな感想こそ、次に借りるか、買うかを決める材料になります。
見た目の好みだけでは分からなかった部分はレンタルするからこそ確かめられます。
借りて気に入ったら、中古と新品を比べる
毎回使いたい道具だと分かり、保管場所と手入れの時間も確保できるなら、購入を考える段階です。
そのときは、状態を確かめられる中古から検討します。テントなら生地の状態、におい、ポール、付属品、返品条件まで確認し、不明な点が多ければ価格だけで決めません。
納得できる中古がない、保証や状態を重視したい。そういう場合は新品を選ぶ理由になります。
お金の比較は、これから使う予定や頻度で考えましょう。
仮に購入総額が30,000円、同じ用途のレンタル総額が1回6,000円なら、単純計算では5回で同額です。
価格が変わらず、保管・修理費や売却額を含めない試算なので、誰にでも当てはまる回数ではありません。
年に一度使うかどうかの道具と、次の数回で使う予定がある道具では、判断も変わります。
すでに払ったレンタル料が惜しくて、買う理由を探す必要はありません。
「自分には合わなかった」と分かれば、押し入れに大きな買い物を増やさずに済んだことになります。
なお、紹介した「1–2名用の選べるセット」はレンタル後の購入不可と表示されています。借りた物をそのまま買えるとは限らないため、商品ごとに確認してください。
まとめ.次の休みを、道具がそろうまで待たなくてもいい
押し入れを開けて、「これを一人で片付けるのか」と考えていたなら、次は持ち出す物を少し変えてみませんか。
使い慣れた椅子と、いつものマグはそのままに。
負担になっているテントだけを借りてみる。それなら、お小遣いを一度に使い切らず、新しい収納場所を探す前に、自分に合うか確かめられます。
もちろん、借りれば何もかも楽になるわけではありません。受け取りも、梱包も、返送もあります。
だからこそ、料金だけでなく、帰る日の予定まで見て「これなら無理がない」と思える借り方を選びたいところです。
まずはTENTALで候補を一つ選び、希望日・届け先・必要品を指定した総額を確認してみてください。
受け取りと返送の段取りまで見えたら、申し込むかどうかを決めれば大丈夫です。
想像してみてください。
設営を終えて椅子に座ったとき、まだ空が明るい夕方を。
マグから湯気が上がっている。スマホを開きかけて、やっぱりポケットに戻す。
次に何をするか決めず、コーヒーが飲み頃になるのを待っている。
私がキャンプで増やしたいのは、こういう時間です。
気に入った道具は、その時間を過ごしてから、少しずつ家に迎えればいいと思っています。
今夜は、家にある物を確かめて「今回はこれだけ借りたい」と一つ決めるところまで。
押し入れの前で止まっていた週末の楽しみを、そこから少し進めてみましょう。

