ソロキャンプのクーラーボックスは何L?1泊2日は15〜20Lが目安
ソロキャンプ用のクーラーボックスは、1泊2日なら15〜20Lをひとつの基準にすると選びやすくなります。
料理をせず、飲み物と惣菜くらいなら10〜15Lでも足ります。反対に、夏場に肉や飲み物を多めに持っていくなら、20〜25Lほど欲しくなることもあります。
ここで気をつけたいのが、「大きいほうが安心」という選び方です。
容量を増やせば食材は入りますが、保冷剤と飲み物を詰めたクーラーボックスは想像以上に重くなります。帰宅後は、中身を出して洗い、乾かして、また収納場所へ戻さなければなりません。
私も格好いいソロ用クーラーを見ると欲しくなりますが、ファミキャンで使っている約20Lの「ロゴス ハイパー氷点下クーラーL」があります。
まずはこれをソロにも流用する。それで本当に困ってから、買い替えを考えるつもりです。
この記事では、食事内容に合う容量の決め方から、20Lと30Lの違い、ソフトとハードの選び分けまで、無駄買いを避けるための基準を紹介します。
1泊2日のソロキャンプなら15〜20Lが使いやすい
夕食を簡単に調理し、翌朝の食材と飲み物も持っていくなら、15〜20Lが使いやすい目安となります。
小さすぎて保冷剤が入らない失敗を避けつつ、一人で持ち運べないほど大きくなるのも防げます。
| キャンプの内容 | 容量の目安 | 冷やす物 |
|---|---|---|
| デイキャンプ | 5〜10L | 飲み物、軽食 |
| 料理をしない1泊2日 | 10〜15L | 飲み物、弁当、惣菜 |
| 料理をする1泊2日 | 15〜20L | 肉、野菜、朝食、飲み物 |
| 夏場・飲み物が多い1泊2日 | 20〜25L | 食材、多めの飲み物、保冷剤 |
| 2泊3日・2人で共用 | 25〜30L | 2日分の食材と飲み物 |
数字だけを見ると、20Lより25L、25Lより30Lのほうが安心に思えます。
ところが、クーラーボックスの荷物で一番重いのは食材とは限りません。500mlのペットボトルを6本入れれば、飲み物だけで約3kg。そこへ本体、保冷剤、肉や野菜が加わります。
サイトへ車を横付けできるなら、それほど気にならないかもしれません。
駐車場からテントサイトまで歩くキャンプ場では、この数kgが地味につらい。荷物を運ぶのも、帰りに車へ積み直すのも自分一人です。
容量は「入るか」だけでなく、「詰めた状態で運べるか」まで含めて選びます。
必要な容量は宿泊数より食事内容で決まる
同じ1泊2日でも、カップ麺で済ませる人と、肉を焼いて翌朝にホットサンドを作る人では必要な容量が違います。
買う前に考えたいのは、次の3つです。
- 夕食と朝食に何を食べるか
- 飲み物を何本持っていくか
- 現地で買い足せるか
ここが決まれば、自分に必要な容量もかなり絞れます。
料理をしないなら10〜15Lでも足りる
夕食を弁当や惣菜で済ませ、翌朝はパンとコーヒーにするなら、冷やす物はそれほど多くありません。
飲み物を現地で買えば、さらに小さくできます。
私は下戸なので、ビールや缶チューハイを何本も冷やす必要がありません。これだけでも、酒を飲む人より必要な容量は少なくなります。
ソロキャンプでは、豪華な料理を作らなければならない決まりもありません。
料理をしない日の食事や荷物の減らし方は、ソロキャンプで料理しない場合の食事と楽な片付け術で紹介しています。
肉や翌朝の食材を入れるなら15〜20L
夕食に肉や野菜を焼き、翌朝の食材も自宅から持っていくなら、15〜20Lほどあると詰めやすくなります。
冷蔵が必要な物を並べてみると、意外に場所を取ります。
肉のトレー、カット野菜、要冷蔵の調味料、朝食用の食材、飲み物。さらに保冷剤も必要です。
特にスーパーで買った肉のトレーは、中身以上にかさばります。自宅で密閉容器や保存袋へ移し替えるだけでも、必要なスペースを減らせます。
食材だけで15Lに収まっても、保冷剤を入れたらフタが閉まらない。それでは意味がありません。
クーラーボックスの容量は、食材を隙間なく詰め込める数字ではなく、保冷剤を含めた全体で考えましょう。
夏は「飲み物」と「保冷剤」で容量を使う
夏のソロキャンプは、食材より飲み物が場所を取ることがあります。
水やお茶を多めに持ち、保冷剤も増やすと、15Lでは窮屈になるかもしれません。その場合は20〜25Lも候補になります。
それでも、最初からすべて自宅で詰める必要はありません。
キャンプ場の近くにスーパーやコンビニがあるなら、飲み物や翌朝の食材を途中で買う方法もあります。現地調達は手抜きではなく、荷物を減らす方法の一つです。
手持ちのロゴス20Lをまずソロで試す
私がファミキャンで使っているのは、「ロゴス ハイパー氷点下クーラーL」です。
ロゴス公式では、容量約20L、重量約1.5kg。500mlペットボトル16本と氷点下パックが入る容量と案内されています。
| 項目 | 公式仕様 |
|---|---|
| 容量 | 約20L |
| 重量 | 約1.5kg |
| 使用時サイズ | 約幅39×奥行30×高さ29cm |
| 内寸 | 約幅33×奥行26×深さ24cm |
| 収納時サイズ | 約縦30×横39×高さ12.5cm |
20Lは、料理をする1泊2日の目安に収まります。
もちろん、ソロ専用として考えれば少し大きい日もあるでしょう。それでも一人で運べて、自宅での収納にも困っていないなら、容量が余るという理由だけで買い替える必要はありません。
ソフトクーラーは保管場所を減らしやすい
ハイパー氷点下クーラーLは、使わないときに薄く収納できます。
公式仕様では、使用時の高さが約29cm、収納時は約12.5cmです。箱の形が残るハードクーラーより、自宅で保管する場所を抑えやすくなります。
クーラーボックスは、キャンプ場で使う日より家で保管している日のほうが多い道具です。
見た目にひかれて大型のハードクーラーを買ったものの、玄関や物置で邪魔になる。お小遣いだけでなく、家の収納まで使うことを忘れてはいけません。
折りたためても帰りに小さくなるとは限らない
ソフトクーラーは折りたためるのが魅力ですが、キャンプ場から帰るときに小さくできるとは限りません。
残った飲み物や食材、保冷剤が入っていれば、帰りも使用時の大きさのままです。
帰宅後は中身を出し、内側の水分や汚れを拭き取って、しっかり乾かしてから収納します。
「折りたためるから片付けがいらない」のではなく、「片付けた後の保管場所を減らせる」と考えるのが近いでしょう。
ソフトとハードはどちらがソロ向き?
春や秋の1泊が中心で、軽さと収納性を優先するならソフトクーラーが使いやすいでしょう。
真夏や連泊が多く、保冷力や食材の保護を優先したい人には、ハードクーラーが向いています。
| 比較する点 | ソフトクーラー | ハードクーラー |
|---|---|---|
| 本体の重さ | 軽い製品が多い | 重い製品が多い |
| 自宅での収納 | 折りたためる製品がある | 基本的に小さくならない |
| 食材の保護 | 上からの荷物に弱い | 中身がつぶれにくい |
| 手入れ | 内側の形状による | 水洗いしやすい製品が多い |
| 向いている使い方 | 1泊、収納重視、荷物を減らしたい | 夏、連泊、保冷力重視 |
ハードとソフトだけで保冷力が決まるわけではありません。
断熱材の厚さ、フタの密閉性、開閉回数、保冷剤の種類によっても変わります。購入時はタイプだけで判断せず、メーカーが公開している使用条件や保冷性能も確認してください。
ファミキャン用のソフトクーラーを持っているなら、最初に買うべきなのは新しいクーラーボックスではありません。
まず手持ちを一度使い、容量、保冷力、持ち運びのどこに不満が出るか確かめるほうが先です。
30Lは1泊のソロキャンプには大きすぎる?
料理が少ない1泊2日なら、30Lは大きすぎる可能性があります。
中身には余裕があっても、車と自宅では容量分の場所を取ります。ハードクーラーなら、空になっても大きさは変わりません。
30L前後が候補になるのは、次のような人です。
- 2泊3日分の食材を最初から持っていく
- 夏場に氷や保冷剤を多めに入れる
- お酒や飲み物をたくさん冷やす
- 2人分の食材をまとめて運ぶ
- ファミキャンとソロの両方で使う
- 車をサイトへ横付けできる
逆に、1泊中心で飲み物を現地調達できるなら、無理に30Lを選ぶ理由はありません。
私も無骨なハードクーラーにはひかれます。
わいずパパ「俺、ソロ用に格好いいハードクーラーが欲しいんだよね」



「今のロゴスで何が困るの?」



「まだ、特に困ってはいない」



「じゃあ先に使ってみたら?」
ここは反論が難しいところです。
手持ちの道具で困っていることを説明できないうちは、買い替えを急がなくてもよいと思っています。
クーラーボックスを持っていかない選択もある
冷蔵が必要な食材を持たず、飲み物も現地で購入するなら、クーラーボックスなしで過ごすこともできます。
例えば、次のような食事です。
- カップ麺
- レトルト食品
- 缶詰
- 常温保存できるパン
- ナッツや羊羹
- インスタントコーヒー
ここで間違えたくないのが、「料理をしない」と「保冷しなくてよい」は別だということです。
弁当、惣菜、肉、魚、乳製品などを食べるまで長時間持ち歩くなら、料理をしない日でも保冷が必要です。
厚生労働省は、テイクアウト食品をすぐに食べない場合、保冷剤やクーラーボックスを活用するよう案内しています。食中毒菌が増えやすい温度帯を避けるため、特に夏場は注意してください。
クーラーボックスを置いていきたいなら、食事を常温保存できる物へ変える。
食事を変えたくないなら、必要な保冷手段を残す。
この順番なら、荷物を減らすことと安全性を混同せずに済みます。
容量を増やす前に保冷方法を見直す
現在のクーラーボックスでは足りないと感じても、すぐに大きな物へ買い替える必要はありません。
詰め方や使い方を変えるだけで、保冷しやすくなる場合があります。
食材と飲み物は冷やしてから入れる
常温のペットボトルを入れると、保冷剤の力を飲み物の冷却に使ってしまいます。
食材と飲み物は冷蔵庫で十分に冷やし、出発直前に詰めます。凍らせても問題のない飲料や食材を使う場合は、冷凍対応かどうかも確認してください。
保冷剤の場所を先に確保する
食材を先に隙間なく詰めると、最後に保冷剤が入らなくなります。
使う保冷剤を最初に用意し、その残りを食材のスペースとして考えると容量を判断しやすくなります。
飲み物を取り出す回数を減らす
フタを開けるたびに、外の暖かい空気が入ります。
何度も取り出す飲み物だけ、家にある小型の保冷バッグへ分ける方法もあります。
新しい物を買わなくても、スーパーでもらった保冷バッグなどで十分な場合があります。
直射日光が当たる場所へ置かない
クーラーボックスは、タープの下やテントの影など、直射日光を避けられる場所へ置きます。
熱くなった地面や炎天下の車内へ長時間置くのも避けたいところです。
専用スタンドがなくても、安定して置ける手持ちのラックや台があれば流用できます。
買う前に自宅で実際に詰めてみる
自分に必要な容量を確かめる一番簡単な方法は、キャンプへ持っていく物を自宅で一度詰めることです。
カタログの容量だけを見るより、こちらのほうが確実です。
- 夕食と翌朝のメニューを決める
- 冷やす必要がある食材だけ並べる
- 飲み物を必要な本数に絞る
- 使用する保冷剤も入れる
- フタが無理なく閉まるか確認する
- 一人で持ち上げられるか試す
- 車と自宅の収納場所を測る
入り切らなくても、すぐに大型クーラーを買う必要はありません。
飲み物を現地で買う、肉のトレーを小さな容器へ移す、朝食を常温保存できる物に変える。手持ちの保冷バッグを補助に使う方法もあります。
それでも毎回入り切らないなら、そこで初めて買い替えを考えます。
ソロキャンプ全体の持ち物を整理したい方は、ソロキャンプに必要なものとファミキャン道具の流用方法も参考にしてください。
まとめ.1泊2日なら15〜20Lを基準に考える
1泊2日のソロキャンプなら、クーラーボックスは15〜20Lを基準にすると選びやすくなります。
料理をせず飲み物も少ないなら10〜15L、夏場や飲み物が多いなら20〜25L、2泊3日や2人分をまとめるなら25〜30Lも候補です。
とはいえ、最初からぴったりの一台を買おうとしなくても大丈夫です。
私自身、ファミキャンで使っている約20Lのロゴス ハイパー氷点下クーラーLを現在も使用しています。
必要な物が入り、一人で運べて、自宅の収納にも困らない。それならソロ専用品へ買い替える理由はありません。
使ってみて初めて、「容量が足りない」「保冷力が不安」「重くて運びにくい」といった不満が出たときに、その問題を解決できる物を選ぶ。
遠回りに見えても、結局そのほうがお小遣いも収納場所も無駄にせず、自分のキャンプに合うクーラーボックスを選ぶことができます。

