キャンプで焚き火をしない選択|減らせる荷物と残したい3つの備え

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夕暮れのキャンプ場で、LEDランタンのそばの椅子に座り、マグカップを持つわいずパパ。焚き火をしない日の荷物と備えを紹介するイラスト。

テントと寝具は積んだ。あとは焚き火台と薪、それに火ばさみの入った箱。

車の空き場所を探しながら、「今回は、これを置いていったらどうだろう」と迷うことはありませんか。

キャンプで焚き火をしない日があっても大丈夫です。食事・灯り・防寒を手持ちの道具で用意できれば、薪の準備や灰の片付けを省いて、外でのんびり過ごせます。

ただし、「寒くなったら火に当たればいい」という装備のまま、焚き火だけを外すのはやめておきましょう。

私がキャンプで欲しいのは、コーヒーを飲みながら椅子に座っていられる時間です。そのために荷物と片付けを少し減らせるなら、毎回焚き火をしなくてもよいと思っています。

目次

焚き火をしないと物足りない?まずは一回だけ外してみる

焚き火そのものが楽しみなら、なくなると寂しいでしょう。一方で、「キャンプに来たから一応やる」くらいなら、一度休んでみると自分に必要か分かります。

炎を眺めたり、薪をくべたりするのが好きな人に、無理にやめることは勧めません。安全にできる天候や施設のルールを確かめ、片付けまで時間を取って楽しむのがよいと思います。

迷うのは、焚き火もしたいけれど、その準備まで考えると出かけるのが面倒になるときです。

夕方に着いてテントを張り、食事を用意する。翌朝は早めに撤収して、家族との予定に間に合わせたい。そんな一泊に、焚き火まで詰め込む必要はありません。

「今回だけ持っていかない」なら、道具を処分する必要も、新しい楽しみを探し回る必要もありません。

帰ってから「やっぱり火を眺めたかった」と思ったら、次は持っていけば済みます。

焚き火をしない夜に、何をして過ごすか

暇になるのが心配なら、飲み物と、もう一つだけ好きなものを用意しておくと気が楽です。

本でも、スマートフォンに入っている読み物でも構いません。

コーヒー好きなら、家で飲んでいるものを持っていくところから。

わざわざ豆を挽いたり、新しい淹れ方に挑戦したりしなくても、外で腰を落ち着けて飲む時間は作れます。

夕食を終えたら食器とごみを片付け、手元には飲み物だけを残す。暗くなる空を眺めても、本を開いてもいい。眠くなったら、いつもより早く寝るのも悪くありません。

焚き火を省いた時間を、別の予定で全部埋めようとしなくて大丈夫です。

せっかく一人で来たのに、やることリストだけが忙しいのは困りますから。

もう少し過ごし方を選びたい方は、ソロキャンプで何をするか迷ったときの楽しみ方も参考にしてください。

減らせるのは焚き火専用品。兼用品は使い道を確かめる

あずママとわいずパパが、焚き火専用の道具と調理・照明・寝具として残す道具を仕分ける図。

持っていかないと決めたら、まず焚き火にしか使わない物を外します。

気をつけたいのは、ファミキャン用の道具箱を丸ごと留守番にしないことです。

同じ箱に調理用のトングや手袋が入っていれば、食事のときに困ります。

少し面倒でも、出発前にふたを開けて中身を分けておきましょう。

スクロールできます
道具置いていくか、残すか
薪・焚き火用の着火剤・火吹き棒焚き火以外に使わなければ置いていく
焚き火台・焚き火用シート・薪ばさみ炭火調理などにも使わないなら置いていく
薪割り道具・灰や燃え残りの処理用品焚き火も炭火も使わないなら置いていく
耐熱手袋・調理用トング熱い鍋や食事の準備で使うなら残す
調理器具・燃料・点火用品献立と、使う器具の説明書に合わせて用意する
ライト・防寒着・寝袋・マット焚き火とは別に必要。荷物を減らすために削らない

ここで一つ、「焚き火はしないけれど、炭で肉は焼く」という予定なら、炭の消火や灰の片付けは残ります。

後始末を減らしたいなら、バーベキューも含めて食事を考える必要があります。

焚き火も炭火もしない日は、焚き火台を組み立てずに済み、消火と冷却を確認してから収納する作業もなくなります。

帰宅後に煤の付いた道具を掃除する手間が減るのも、見逃せないポイントです。

ただ、テントが雨や結露で濡れれば乾燥は必要ですし、食器や衣類の片付けもあります。

全部が楽になるわけではありませんが、帰ってから触らなくてよい道具が増えるのは助かります。

それでも撤収が大変なら、キャンプの片付けをラクにする手順で、食事や荷物の量も見直してみてください。

なお、煙を避けるのが目的なら、自分が焚き火をしないだけでは十分でないこともあります。

周囲から煙が流れてくる可能性があるため、予約前に焚き火禁止エリアの有無やサイトの配置を確認しておく必要があるかもしれません。

出発前に、食事・灯り・防寒の3つを整える

わいずパパとあずママが自宅で持ち物を確認し、食事・灯り・防寒の3つの備えを整理する図。

焚き火道具を外したあとは、夜の食事、トイレへ行くときの灯り、寝るまでと寝てからの寒さに困らないかをチェックしておきましょう。

ここが手持ち品で足りれば、追加の買い物をせずに出かけられます。

食事は、焼きたい物より片付けられる献立から

後始末を減らしたい日は、湯を沸かすだけ、手持ちの調理器具で温めるだけ、といった献立が向いています。

たとえばパンにカップスープを添えるなら、表示に従って湯を用意し、食べるための器やカトラリーをそろえれば済みます。

加熱そのものを休みたい日は、そのまま食べられる食品を選ぶ方法もあります。

ただし、調理をしなくても食品の保存は別です。保存方法と期限を守り、要冷蔵の物には保冷を用意するようにしましょう。

家族と使っている調理器具を活用できるのであれば、最初からソロ用の道具を買わずに試すことができますしね。

むしろ先に見たいのは、周りの荷物です。一杯のお湯を沸かすために、大きな調理台や調味料一式まで積んでいないか。

献立が決まれば、こちらも減らしやすくなります。

施設が焚き火を禁止している場合、バーナーの使用まで許可されているかは別途確認が必要です。

「この器具を、この場所で使いたい」と具体的に聞いておくと安心です。

灯りは、テーブルを離れたときまで考える

手持ちのLEDランタンで食事や片付けができるなら、まずはそれを使いましょう。

見落としやすいのは、夜にトイレへ行くときです。

ランタンを持ち歩けるか、家にヘッドライトや懐中電灯がないかも見ておきます。

スマートフォンだけに頼ると、照らしている間も連絡用の電池が減っていきます。

出発前には、充電・電池の状態と、使う明るさでの点灯時間を確認してください。

食後に眩しく感じるなら、明るさや置く位置を調整し、隣のサイトへ光を向けないようにします。

焚き火がないからといって、雰囲気づくり用のランタンの数を増やしすぎないように注意も必要です。

防寒は、焚き火に当たらなくても過ごせる準備を

防寒着、寝袋、マットは減らさず、行き先の夜間の予報に合うものを用意します。

自宅の昼間が暖かくても、それだけでキャンプ場の夜を判断しないようにしてください。

椅子に座っている間は、手持ちの上着やブランケットを使えます。

ただ、ひざ掛けがあることと、朝まで暖かく眠れることは別です。

寝袋の対応温度やマットの断熱性が分からないなら、タグや型番からメーカーの情報を調べます。

分からないまま「たぶん大丈夫」にしないのが、寒さ対策で重要なポイントです。

装備が足りないと分かったら、暖かい時期や場所へ変える、日帰りにする、必要な寝具を借りるなどの選択があります。

安全に必要な不足は、出発前に解消しましょう。

バーナーを使うなら、テント内へ持ち込まない

焚き火をしなくても、調理に火を使えば注意点は残ります。

寒いから、雨が降ったからといって、バーナーやカセットこんろをテント内へ移して使ってはいけません。

NITEは、テントなど換気が不十分な場所で燃焼器具を使うと、一酸化炭素中毒のおそれがあると注意喚起しています。

使用場所は屋外の風通しのよい場所にし、器具の取扱説明書に従って使うようにしましょう。

NITE「キャンプ用品の使用上の注意」

風が気になるときも、自己流でこんろを囲むのは避けます。

FORE WINDSは、カセットこんろを風防や天ぷらガード、石などで囲むと、ボンベが過熱して爆発する危険があると案内しています

FORE WINDS公式サポート

使う器具で安全に加熱できない状況なら、そのまま食べられる食品へ切り替える。

天候が悪く、滞在自体が難しいなら撤収や中止を判断する。焚き火の代わりに使う道具にも、無理をさせないようにしましょう。

買い足すなら、今の道具では何が困るかを決めてから

食事・灯り・防寒が足りているなら、まずは家にある物で一回試してみてもいいでしょう。

焚き火道具を減らした直後に別の道具をそろえると、お小遣いも収納も、切迫する危険もあります。

たとえば、手持ちの調理器具が大きいという理由で、小型バーナーが気になることはあるでしょう。

そのときはバーナーの小ささだけでなく、対応する鍋、燃料、安全に置ける台まで含めて比べます。新しく一式そろえた結果、元のこんろを持っていくのと大差がないなら、急ぐ買い物ではなさそうです。

反対に、湯沸かしのたびに大きな台を組むのが負担で、道具を変えればその作業ごと省けるなら、買う理由ははっきりしています。

使う回数と収納場所まで考えて、予算をかけてよいところだと思います。

コーヒーも同じです。洗い物を減らしたいだけなら、家のインスタントやドリップバッグで始められます。

ドリップバッグならミルやドリッパーを持たずに済みますが、一杯ごとに袋やフィルターのごみが出ます。豆を挽く時間が好きな人まで、その楽しみを省く必要はありません。

家のコーヒーで満足できているなら、そのままで。試す場合も、飲み切れる量と送料を含めた金額で選んでください。

まとめ.次の一回は、焚き火道具の箱を開けるところから

焚き火をしないキャンプが自分に合うかは、一度過ごしてみないと分からない部分もあります。

ただ、試すために道具を一式そろえ直す必要はありません。

次の準備では、焚き火道具の箱を開けて、調理にも使う物だけ取り出してみてください。

食事・灯り・防寒が足りていれば、残りは家で留守番です。

帰宅後に思い出したいのは、荷物が何個減ったかよりも、「火がなくて寂しかったか」「片付けがどれだけ負担に感じたか」。

前者が大きければ次は焚き火を戻し、後者が楽になったなら、またしない日を作ればいいと思います。

いつものマグを持って椅子に座り、飲み終わっても、もう少しそのままでいる。

次の休みは、その時間を残せる荷物で出かけてみませんか。

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夕暮れのキャンプ場で、LEDランタンのそばの椅子に座り、マグカップを持つわいずパパ。焚き火をしない日の荷物と備えを紹介するイラスト。

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