「これといった趣味がない」
何か始めたい気持ちはあるけれど、休日はスマホを眺めているうちに終わってしまう。
今さら夢中になれるものが見つかる気もしない。
そんな40代男性に、選択肢のひとつとしておすすめしたいのがキャンプです。
キャンプなら一人で始められます。
外でコーヒーを飲んだり、簡単な昼食を食べたりするだけでも、立派な目的になります。
ただし、最初から道具一式を買って泊まりに行く必要はありません。
設営や片付けが負担になれば、せっかくの趣味が新しい仕事になってしまいます。まずは道具を増やさず、半日のデイキャンプから試すくらいで十分です。
この記事では、40代の趣味にキャンプが向いている理由と、お金や手間を増やさずに始める方法を紹介します。
趣味がない40代男性にキャンプが合いやすい理由
40代になっても趣味が見つからないのは、好きなことが何もないからとは限りません。
仕事では任されることが増え、家では夫や父親としての役割があります。
平日は疲れて動けず、休日も家族の予定や家事で終わる。
新しいことを試す余裕がなかった男性も多いはずです。
40代から趣味を探すなら、毎週続けなくてもよく、一人でも自分のペースで楽しめることが大切です。
キャンプは、体力、予算、家族の予定に合わせて規模を変えられます。
月に何度も行く必要はありませんし、天気がよい日に半日だけ出かける楽しみ方もできます。
誰かと予定を合わせなくていい
ゴルフやチームスポーツは、一緒に楽しむ人が必要になることがあります。
ソロキャンプなら、誰かを誘わなくても出かけられます。
食べる時間も帰る時間も自分次第。
キャンプ場のルールを守り、周囲に迷惑をかけなければ、一人で静かに過ごせます。
仕事では人に合わせ、家では家族の時間を優先する。
そんな40代男性にとって、数時間でも自分の都合だけで動ける時間は貴重です。
何もしなくても失敗にならない
キャンプというと、焚き火をして、豪快な料理を作り、こだわりの道具を並べるイメージがあるかもしれません。
実際には、全部やる必要はありません。
チェアに座ってコーヒーを飲む。コンビニで買った昼食を食べる。
本を数ページ読んで、眠くなったら昼寝をする。
それだけでもキャンプです。
家で飲めば数分で済むコーヒーを、わざわざ外まで飲みに行く。効率だけを考えれば、あまり賢い行動ではありません。
でも、趣味はその「わざわざ」を楽しむ時間です。
予定を詰め込みすぎると、料理、洗い物、焚き火の後始末に追われます。
忙しい日常から離れるために来たのに、キャンプ場でも忙しくなっては本末転倒です。
ソロキャンプでの過ごし方が思いつかない場合は、ソロキャンプって何するの?40代パパが暇にならない現実的な過ごし方も参考にしてください。
半日からでも始められる
キャンプは、必ずテントに泊まる趣味ではありません。
デイキャンプとは、宿泊をしない日帰りキャンプのことです。寝袋やマットを用意する必要がなく、荷物も少なくできます。
午前中に出かけて昼食を食べ、夕方になる前に帰る。それだけなら、翌日の仕事にも疲れを残しにくいでしょう。
最初はデイキャンプ。慣れてきたらテント泊。
「やるか、やらないか」の二択ではなく、体力や使える時間に合わせて楽しみ方を変えられます。
ほかの好きなことを持ち込める
キャンプは単体の趣味というより、好きなことを持ち込める場所です。
- コーヒーが好きなら、外で豆を挽く
- 料理が好きなら、簡単なキャンプ飯を作る
- 写真が好きなら、風景や道具を撮る
- 読書が好きなら、静かな場所で本を読む
- ドライブが好きなら、キャンプ場までの道中も楽しむ
- 道具が好きなら、少しずつ使いやすい物を探す
何かひとつ気になるものがあれば、それをキャンプに持ち込めます。
キャンプといえば、お酒を飲みながら焚き火を眺めるイメージもありますが、酒を飲まなくても問題ありません。
下戸の私の場合、コーヒーがあれば十分です。
ファミキャン道具や家にある物を使える
キャンプはお金のかかる趣味と思われがちです。
確かに、テントから調理道具まで一気に買えば、かなりの出費になります。しかし、始める前に一式揃える必要はありません。
私のソロキャンプでも、ファミキャンで使ってきたチェア、テーブル、クーラーボックスなどを流用しています。
ソロ専用品より大きくても、すでに持っている物なら購入費用はかかりません。
まず使ってみて、積み込みや片付けが負担になる物だけ見直せば十分です。
デイキャンプなら、家にある水筒、カップ、レジャーシートでも試せます。
道具がなければ、レンタルできるキャンプ場を選ぶ方法もあります。
先に道具を揃えるのではなく、必要になった理由が分かってから買うほうが無駄を減らせます。
キャンプが合わない40代男性もいる
キャンプは魅力的な趣味ですが、誰にでも向いているわけではありません。
次のような人は、特に泊まりのキャンプを負担に感じる可能性があります。
- 虫や屋外のトイレがどうしても苦手
- 荷物の積み込みや片付けをしたくない
- 休日は自宅で体を休めたい
- まとまった時間を確保しにくい
- 暑さや寒さに弱い
- 自宅以外では眠れない
- 道具を収納する場所がない
ひとつでも当てはまったらキャンプに向かない、という意味ではありません。
宿泊をしない、焚き火をしない、料理をしない、レンタルを使う。面倒な部分を減らせば楽しめることもあります。
それでも準備そのものを負担に感じるなら、無理にキャンプを選ぶ必要はありません。
| 求めている時間 | 合いやすい趣味 |
|---|---|
| 平日に30分だけ体を動かしたい | ウォーキング、筋トレ |
| 自宅で静かに過ごしたい | 読書、映画、コーヒー |
| 手を動かして完成させたい | 料理、DIY、家庭菜園 |
| 一人で日常から少し離れたい | ドライブ、釣り、デイキャンプ |
| 半日から1日、自然の中で過ごしたい | キャンプ、ハイキング |
趣味選びで大切なのは、人気があるかではなく、自分の生活に入れやすいかどうかです。
最初は泊まらないキャンプで試してみる
趣味として続けられるか確認するなら、最初の一回はデイキャンプがおすすめです。
泊まりに必要な道具を買わずに済み、途中で疲れてもその日のうちに帰れます。
自宅から近い場所を選ぶ
最初から片道2時間以上かかるキャンプ場へ行くと、運転だけで疲れてしまいます。
自宅から無理なく行けて、駐車場やトイレが整っているデイキャンプ場を探してみてください。
公園や河川敷では、テント設営や火気の使用が禁止されている場合があります。
必ず管理者のルールを確認し、キャンプやデイキャンプが認められている場所を利用します。
やりたいことをひとつだけ決める
初めてのキャンプで、焚き火、料理、コーヒー、読書を全部やろうとすると忙しくなります。
最初の目的は、ひとつだけで十分です。
「外でコーヒーを飲む」と決めたら、昼食はコンビニで買っても構いません。コーヒーを淹れる道具がなければ、水筒に入れて持っていく方法もあります。
やらないことを決めると、荷物と片付けが減ります。
少し物足りないくらいで帰る
初回から暗くなるまで過ごす必要はありません。
気温が下がる前に片付けを始め、明るいうちに帰宅できる予定を組みます。
限界まで遊んで疲れ切ると、楽しかった記憶より片付けの面倒さが残ってしまいます。
「もう少しいたかった」と感じるくらいで帰るほうが、次の一回につながります。
道具を買うのは「また行きたい」と思ってから
キャンプを始めようとすると、先に道具を調べたくなります。
テント、チェア、テーブル、ランタン、焚き火台。見ているだけでも楽しいので、気づけば必要か分からない物まで欲しくなります。
道具を買う話を会話にすると、わが家ではだいたい次のような整理になります。
わいずパパ「俺、新しい趣味にするなら、ソロキャンプ用の道具を揃えようと思うんだ」



「キャンプへ行くのはいいと思うけど、今ある物で一度試せないの?」



「専用の道具で揃えたほうが、気分は出るんだけどね」



「一度行って、帰ってから片付けまでして、それでもまた行きたかったら買えばいいよ」
この順番が現実的です。
道具を買うこと自体が悪いわけではありません。ただ、買って満足してしまうと、収納場所だけが減っていきます。
まず一度行ってみる。
帰宅後に荷物を片付け、それでも「また行きたい」と思えたら、困った部分を解決する道具から買います。
購入する場合は、次の順番で考えると無駄が少なくなります。
- 家にある物で代用する
- ファミキャン道具を流用する
- キャンプ場や専門店でレンタルする
- 中古品を検討する
- 必要性が分かってから新品を買う
必要な道具を確認したい場合は、ソロキャンプに必要なもの完全版|初心者の持ち物と最低限の道具で、最初に必要な物と後回しにできる物を分けています。
費用の目安については、ソロキャンプの初期費用は?買いすぎない3万・5万・10万円プランをご覧ください。
40代からのキャンプは頑張りすぎないほうが続く
趣味を始めると、「上達しなければ」「定期的に続けなければ」と考えてしまうことがあります。
しかし、趣味にノルマはありません。
月に一度行けなくてもいい。凝った料理を作らなくてもいい。焚き火をせず、チェアに座って帰る日があってもいいのです。
キャンプ場での過ごし方を人と比べ始めると、道具も予定も増えていきます。
40代は、若い頃より使えるお金が増えているように見えて、住宅費や教育費などの負担も大きい年代です。体力も休日も無限ではありません。
だからこそ、自分が疲れないキャンプを選ぶことが大切です。
帰宅後の片付けまで終えたときに、「これならまた行けそうだ」と思える。
そのくらいの規模が、自分に合ったキャンプです。
まとめ.趣味は見つけるより、一度試してみることから始めよう
趣味がない40代男性にとって、キャンプは有力な選択肢のひとつです。
一人で始められ、何もしない時間を楽しめて、ほかの好きなことも持ち込めます。
ただし、最初から泊まりに行ったり、高価な道具を揃えたりする必要はありません。
- 近場のデイキャンプ場を選ぶ
- 家にある物やレンタルを使う
- やりたいことをひとつに絞る
- 少し物足りないくらいで帰る
- また行きたいと思ってから道具を買う
外でコーヒーを飲んで帰るだけでは、立派な趣味に見えないかもしれません。
それでも次の休日が近づいたとき、「またあそこへ行こうかな」と少し楽しみになる。
趣味の始まりとしては、それで十分だと思いませんか?

