「ソロティピー1TCは設営が簡単そうだけど、実際の使い勝手はどうなのか」
「狭さやTC素材の手入れを考えると、買って後悔しないか」
結論から言うと、BUNDOKソロティピー1TCは、車で移動し、一人での設営を楽にしたい人に使いやすいテントです。
慣れれば10分ほどで設営でき、コットへ寝転びながらコーヒーを飲むには、ちょうどいい広さがあります。
一方、約4.8kgあるため徒歩やバイクには重く、雨にぬれたあとは自宅で乾かす作業が必要です。標準状態では、中央のポールがコットの配置を邪魔することもあります。
なお、BUNDOK公式ではすでに販売終了が案内されています。
そのため、この記事は「今すぐ買うべきテント」として紹介するものではありません。
すでにアルニカとアメニティドームMがあるわが家で、なぜあずママを説得してまで買い足したのか。
実際に使って分かったメリットとデメリット、二股化した理由、ファミキャン道具を流用したレイアウトまで正直に紹介します。
BUNDOKソロティピー1TCを使った私の結論
実際に使って感じた評価をまとめると、次のとおりです。
| 確認項目 | 実際に使った評価 |
|---|---|
| 設営のしやすさ | 慣れれば約10分。構造も分かりやすい |
| ソロでの広さ | 一人で座ったり寝転んだりするには十分 |
| 持ち運び | 約4.8kg。徒歩より車移動向き |
| TC素材 | 質感がよく、火の粉に比較的強い |
| 雨天使用 | 完全防水ではなく、帰宅後の乾燥が必要 |
| 標準ポール | コットの位置によっては中央で邪魔になる |
| 二股化 | 幅のあるコットを流用するなら効果が大きい |
| 入手性 | 公式販売終了。残在庫や中古価格に注意 |
特に向いているのは、次のような人です。
- 車でキャンプ場へ行く
- 一人でのテント設営を簡単にしたい
- ロースタイルやコットスタイルで過ごしたい
- TC素材の落ち着いた雰囲気が好き
- 手持ちのファミキャン道具をソロでも使いたい
- テント内でコーヒーを飲みながら、静かにだらだらしたい
反対に、徒歩やバイクで荷物を軽くしたい人、二人で使いたい人、ぬれたテントを自宅で干せない人には向きません。
販売終了品へこだわらず、現在購入できるモデルも含めて選びたい人は、40代のお小遣い制パパが後悔しにくいソロテントの選び方も参考にしてください。
ソロティピー1TCを買うまでの道のりは長かった
家にテントが二つあるのに、ソロテントが欲しくなった
私がソロティピー1TCを購入する前から、わが家にはサバティカルのアルニカと、スノーピークのアメニティドームMがありました。
どちらもファミキャンでは頼りになるテントです。
もちろん、一人でも使えないわけではありません。
実際に私は、アルニカをソロキャンプで設営したことがあります。
広いテントを一人で使うのは、少しぜいたくで楽しいものです。ただし、設営には約1時間半かかりました。
大きな幕と格闘し、ようやく形になった頃には、コーヒーを淹れる前から体力の大半を使っています。
「広いテントを独り占めする」という目的は達成しました。
しかし、秘密基地を作るだけで本人が力尽きていては、何をしにキャンプ場へ来たのか分かりません。
アルニカを一人で設営したときの様子は、サバティカル・アルニカをソロで使った本音レビューで詳しく紹介しています。
最大の難関は、あずママの許可だった
ソロ用テントが欲しいと思っても、すぐに購入できるわけではありません。
すでに家にはテントが二つあります。
お小遣いだけでなく、収納場所の問題もあります。テントを一つ増やせば、物置の空間が自動的に広がるわけでもありません。
当時のやり取りを再現すると、だいたいこんな流れでした。
わいずパパ「俺、やっぱりソロ用のテントが欲しいんだけど」
あずママ「アルニカとアメニティドームがあるのに、まだテントが必要なの?」
わいずパパ「使えないわけじゃない。でも、一人でアルニカを建てると、キャンプが始まる前に俺が終わる」
あずママ「テントを買ったあと、コットやテーブルまでソロ用に買い替えないよね?」
わいずパパ「そこは家にあるものを使います」
すぐに許可が出たわけではありません。
何度か話した末、買い足すのは設営の負担を減らすためのテントだけにすることになりました。
チェア、テーブル、コット、クーラーボックスまで小型のソロ用品へ買い替えるのではなく、一人で扱えるファミキャン道具はそのまま使う。
この条件で、なんとか購入できたのがサンドベージュのソロティピー1TCです。
おそらく、ソロキャンプに興味を持った40代パパの中には、商品選びより先に「家に似たような道具があるのに、なぜ必要なのか」を説明しなければならない人もいるでしょう。
私の場合、その答えは「新しいテントが欲しいから」という気持ちもありましたが、それ以上に「一人での設営と撤収を続けられる負担にしたいから」でした。
BUNDOKソロティピー1TCの基本スペック
BUNDOK公式の商品ページに掲載されている主な仕様は、次のとおりです。
| 項目 | 公式仕様 |
|---|---|
| 使用人数 | 1人用 |
| 使用時サイズ | 約240×240×150cm |
| インナーサイズ | 約220×100×135cm |
| 収納サイズ | 約44×24×24cm |
| 重量 | 約4.8kg |
| フライ素材 | ポリエステル65%・コットン35% |
| インナー | ポリエステルメッシュ |
| 付属ポール | メインポール・サブポール |
| フロア耐水圧 | 5,000mm |
| 私が使用している色 | サンドベージュ |
| 現在の状況 | 公式販売終了 |
約240cm四方と聞くと、ソロ用としては広く感じます。
ただし、ワンポールテントは壁が斜めになっているため、床面積のすべてを同じ高さで使えるわけではありません。
さらに、標準状態では幕内の中央にメインポールが立ちます。
コットやテーブルを置く場合は、中央のポールと傾斜した壁の両方を避けながら配置しなければなりません。
一人なら落ち着く広さですが、「好きな場所に何でも置けるテント」ではありません。
ソロティピー1TCを愛用している理由
慣れれば約10分で設営できる
ソロティピー1TCを買って一番よかったのは、設営が単純になったことです。
基本的には幕を広げて四隅をペグダウンし、中央へメインポールを立て、前方のサブポールと張り綱を調整します。
大型テントのように、長いポールを何本もスリーブへ通し、重い幕を持ち上げながら形を整える必要がありません。
私の場合、慣れてからは10分ほどで形にできるようになりました。
地面の状態や風の強さによって設営時間は変わりますが、アルニカを一人で設営するより負担は大幅に減っています。
設営後にもコーヒーを淹れる体力が残っている。
私にとっては、数百グラム軽くなることよりも大きな違いでした。
一人でだらだらするには、ちょうどいい狭さ
ソロティピー1TCは、幕内を立って歩き回れるほど広いテントではありません。
ただ、コットへ寝転がり、手を伸ばせばテーブルやクーラーボックスに届く距離感は、ソロキャンプではむしろ快適です。
ファミリーテントのような開放感はありません。
その代わり、「自分の周りだけですべてが完結する」という秘密基地らしさがあります。
広いことが、いつも快適とは限りません。
一人でコーヒーを飲みながら静かに過ごすなら、あまり動かなくて済む広さのほうが私には合っていました。
具体的な道具の配置は、ソロキャンプのレイアウトは「動かない」が正解でも紹介しています。
TC素材とサンドベージュの雰囲気が気に入っている
私が使用しているのはサンドベージュです。
TC素材は、ポリエステル製テントとは違った落ち着いた質感があります。サンドベージュもキャンプ場の景色になじみやすく、設営した姿を眺めているだけで気分が上がります。
少ないお小遣いで集めた、メーカーも色も統一されていない道具を並べても、ソロティピー1TCがあると、それなりに秘密基地らしく見えてきます。
また、TC素材はポリエステル単体より、焚き火の火の粉に比較的強い素材です。
ただし、火の粉に強いことと燃えないことは別です。
焚き火はテントから十分に距離を取り、風向きや火の大きさを確認する必要があります。
使って分かったソロティピー1TCのデメリット
雨にぬれたあとの乾燥が面倒
ソロティピー1TCで最も面倒なのは、雨天撤収後の片付けです。
TC素材は水分を含むため、ぬれると重くなります。
そのまま収納するとカビやにおいの原因になるため、撤収までに乾かせなかった場合、帰宅後にもう一度広げて乾かさなければなりません。
BUNDOK公式も、完全防水ではないことや、使用後に汚れを落として乾燥させる必要があることを案内しています。
キャンプ場では簡単に設営できても、雨に降られれば帰宅後にもう一仕事増える。
ここまで含めてTCテントです。
自宅で干せる場所が限られている場合は、購入前に「ぬれたテントをどこで乾かすか」まで考えておいたほうがよいでしょう。
中央のポールがコットの配置を邪魔する
ワンポールテントは、幕内の中央にメインポールが立ちます。
インナーにマットを敷いて寝るなら、それほど気にならないかもしれません。
一方、幅のあるコットを入れる場合は、中央のポールと傾斜した壁の両方を避ける必要があります。
私がファミキャンで使っていた幅70cmを超えるハイコットも、標準状態では置きにくさがありました。
この問題を解決するために追加したのが、専用の二股ポールです。
ただし、小型のローコットやマットを使う人まで、最初から二股化する必要はありません。
まずは標準状態で使い、本当に配置で困ってから追加しても遅くないと思います。
約4.8kgあるため軽量テントではない
ファミリーテントと比べれば扱いやすいものの、約4.8kgはソロテントとして特別軽い数字ではありません。
二股ポールやグランドシートなどを追加すれば、荷物はさらに増えます。
車で移動する私には大きな問題ではありませんが、徒歩やバイクで荷物を小さくしたい人には、ポリエステル製の軽量テントが向いています。
「ソロ用だから軽い」と考えず、移動方法と積載量で判断する必要があります。
大人二人で快適に使える広さではない
BUNDOK公式の仕様は一人用です。
インナーテントは約220×100cmなので、荷物や寝返りまで考えると、大人二人が快適に泊まれる広さではありません。
わが家なら、あずママと二人で泊まる場合はアルニカかアメニティドームMを使います。
ソロティピー1TCは「二人でも使える小型テント」ではなく、一人で落ち着くためのテントと考えたほうがよいでしょう。
※ IDを指定してください。ソロティピー1TCは二股化したほうがいい?
結論として、幅のあるコットを使いたい人には二股化の効果が大きく、マット中心の人には必須ではありません。
二股化とは、幕内中央にある1本のメインポールを、左右へ分かれたポールに変更する方法です。
中央が空くため、コットやテーブルの配置がしやすくなります。
私の場合は、あずママと約束した「ファミキャン用のハイコットを流用する」という条件を守る意味でも、二股化する価値がありました。
| 過ごし方 | 二股化の必要性 |
|---|---|
| インナー+マット | 急いで追加しなくてよい |
| 小型ローコット | 標準ポールで試してから判断 |
| 幅のあるハイコット | 二股化を検討する価値がある |
| 幕内レイアウトを変えたい | 中央が空くため効果が大きい |
| 荷物を減らしたい | 二股ポールの追加重量に注意 |
二股化しても、テント自体の床面積や天井高が増えるわけではありません。
使用するコットの幅・長さ・高さを測り、傾斜した幕に接触しないか確認することが大切です。
ファミキャン道具を流用した私のレイアウト
二股化したあとは、テントの奥側へファミキャン用のコットを配置しています。
手前には、ロゴスの氷点下ソフトクーラーとユニフレームの焚き火テーブルを置く形です。
どちらもソロ専用品ではありません。
それでも、一人で扱える重さで、ソロキャンプでも役割があるため買い替えていません。
| 流用した道具 | 買い替えなかった理由 |
|---|---|
| ファミキャン用ハイコット | 二股化すれば配置でき、寝心地も確保できる |
| ロゴス氷点下ソフトクーラー | 一泊分の食材や飲み物を入れられる |
| ユニフレーム焚き火テーブル | 熱い物を置け、コーヒーや簡単な食事に使える |
| 手持ちのチェア | 一人で使うためだけに買い替える必要がない |
ソロキャンプだからといって、道具まで全部ソロサイズにする必要はありません。
テント内へ収まり、一人で積み下ろしでき、帰宅後の片付けまで負担にならないなら、手持ちを使うほうがお小遣いにも収納にも優しくなります。
結果的に、あずママから許可をもらうときに約束した「テント以外はなるべく増やさない」という形で、自分の秘密基地を作れました。
何を持っていき、何を置いていくか迷っている人は、ソロキャンプでいらないものとファミキャン道具の流用方法も参考にしてください。
※ IDを指定してください。フロントウォールは最初から買わなくていい
ソロティピー1TCには、前方の空間を拡張する専用フロントウォールがあります。
BUNDOK公式情報では、組立時のサイズは約240×80×150cm、重量は約1.35kgです。
前室を広げ、就寝前にチェアや荷物を入れたい人には便利な装備でしょう。
ただし、私は購入していません。
テントの許可をようやくもらった直後に、追加オプションまで申請する勇気がなかったのも理由の一つです。
わいずパパ「フロントウォールがあると、さらに秘密基地っぽくなるんだけど」



「設営を楽にするために、小さいテントを買ったんだよね?」



「まずは本体だけで使ってみます」
フロントウォールを追加すると、購入費用だけでなく、約1.35kgの重量と設営・乾燥の作業も増えます。
まずは本体だけで使い、雨の日の荷物置き場や前室の狭さに毎回困るようなら検討する。
見た目を完成させるためではなく、「実際に困っていることを減らせるか」で判断したほうが無駄がありません。
ソロティピー1TCで薪ストーブは使える?
ソロティピー1TCには、専用の煙突穴がありません。
TC素材は火の粉に比較的強いものの、燃えない素材ではなく、薪ストーブの使用を保証するものでもありません。
ファスナー部分から煙突を出す方法も見かけますが、メーカーが想定した標準的な使用方法とはいえません。
火災、一酸化炭素中毒、幕やファスナーの損傷につながる危険があるため、この記事ではテント内への薪ストーブ設置をおすすめしません。
「TCテントだから薪ストーブを使える」と判断せず、製品の取扱説明書とキャンプ場のルールを優先しましょう。
※ IDを指定してください。販売終了したソロティピー1TCを今から買うなら
BUNDOK公式では、ソロティピー1TCの販売終了が案内されています。
そのため、新品の残在庫が見つかっても、以前より高い価格で販売されている可能性があります。
設営のしやすさやデザインが気に入り、状態と価格に納得できるなら候補にしてもよいでしょう。
ただし、販売終了品であることを理由に、急いで購入する必要はありません。
中古品を検討する場合は、次の点を確認してください。
- TC生地にカビや強いにおいがないか
- スカートやファスナーに破損がないか
- メッシュインナーに穴がないか
- メインポールとサブポールが揃っているか
- ペグ、ロープ、収納袋などの付属品が揃っているか
- 雨天使用後の乾燥や保管方法を確認できるか
- 二股ポールやフロントウォールが付属するか
- 現在販売されているテントより割高になっていないか
特にテントは、外から見ただけでは防水性や保管状態を判断しにくい道具です。
中古テントを選ぶときの注意点は、キャンプ用品を中古で買うのはあり?失敗しない選び方で詳しく整理しています。
まだソロ用テントが必要か判断できない場合は、いきなり購入せず、レンタルで一度試す方法もあります。
私がソロ用テントを借りたときの流れは、hinataレンタルでソロ用テントを借りた本音レビューで紹介しています。
まとめ.BUNDOKソロティピー1TCは今後も使い続けたい私の秘密基地
BUNDOKソロティピー1TCは、設営を簡単にしながら、TCテントらしい落ち着いた空間を作れる一人用テントです。
実際に使って分かったポイントを整理します。
- 慣れれば約10分で設営できる
- 一人で座ったり寝転んだりするには落ち着く広さ
- 約4.8kgあるため、徒歩より車移動に向いている
- TC素材は火の粉に比較的強いが、燃えないわけではない
- 雨天撤収後は自宅での乾燥が必要
- 幅のあるコットを使うなら二股化の効果が大きい
- 大人二人で快適に使える広さではない
- 現在は販売終了しているため、中古品は状態と価格の確認が必要
わが家には、購入前からアルニカとアメニティドームMがありました。
そのため、ソロティピー1TCは簡単に買えたテントではありません。
一人で大型テントを設営する負担を説明し、ほかの道具はファミキャン用を流用すると約束して、ようやくあずママから許可をもらえました。
実際に使ってみて、一番よかったのは、サイトがおしゃれに見えることではありません。
大型テントと格闘する時間が減り、設営後にもコーヒーを淹れる体力が残るようになったことです。
ソロ用テントを追加した代わりに、コットやテーブル、クーラーボックスまで全部買い替える必要もありませんでした。
積み込み、設営、撤収、帰宅後の乾燥まで終えたときに、「これならまた持っていける」と思えるか。
ソロティピー1TCは、手持ちの道具を活かしながら、一人でキャンプを続ける負担を小さくしてくれた、私の愛用テントです。

